ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

AKBとトランプ大統領

現在はピン(1人)で活躍できるアイドルがほとんど見当たらない。活躍しているアイドルはジャニーズなんかをみてもほとんどグループである。

1人ではアピールが弱いのだろう。キャラが強力な個性が不在だと言ってもいい。

この「アイドルのグループ化」は、メンバーの数が多いほど効果が大きいという一面があるようだ。その効果を最大限に追求したのが、いうまでもなくAKBとその派生グループだと言えよう。

1人1人の個性が弱いとしてもあれだけの数がいればファンからするともしかしたら1人くらいはお気に入りが見つかるかもしれない。売る側からするとうまく考えられた仕組みである。

また、グループ内のメンバーからすると、本人のキャラが弱いとしてもAKBの看板が補ってくれるという効用がある。メンバーはAKBという囲いの中に入ることで、ピンでいるより知名度を上げることができる。

こういう構図って、(ちょっとこじつけだけど)トランプさんが進めている保護主義とか米国第一主義となんか似通ってないかと思う。

トランプさんはアメリカの内側にいる人や、アメリカに迎合する企業はウェルカムだが、異を唱える人には厳しい。結果、どうなるか。「じゃあ、トランプさんの懐に入ったほうがラクだろ」ということで、一部の自動車メーカーなんかはトランプさんの意に沿った発言をするようになっている。AKBを目指す女の子たちのようなものではないか。

米国は依然として世界の超大国なわけで、強者としてそういう戦略はもちろんアリなんだろうが、時計が逆戻りしているような気がしないでもない。

AKBの手法がいつまでも続くとは考えにくい。同様に、トランプさんもいろいろと考え直す時期がいずれくるのではないかと思う。知らんけど。

ぼちぼち流KJ法

カードやふせんを使ったアイデア創出術の「KJ法」ですが、先日、以下のようにやってみました。

1 異動で不要になった前部署の名刺のうらに鉛筆でアイデアを書いていく。

2 書き終えたら机にならべる。同じようなものをグループ化したり、重要度に応じて位置を変えたりする。

3 並べたらデジカメで撮影。

4 画像を印刷すればできあがり。

※字は太いマジックで書いたほうが見えやすかったですねえ。それと、カード(今回は名刺の裏)は白地の上に並べると、印刷した紙に文字を書き込めるのでいいかも。私は木目の机の上に並べて、後から「失敗したなあ」と思いました。

べっぴんさん

そんなに熱心な視聴者でもないのでなんだが、前年の「あさが来た」はうまくつくってあったと思う。

主役の波瑠が未知数だということもあり、序盤は宮崎あおいを事実上の主役にしたのが計算通り当たったと思う。波瑠も後半は非常に成長した演技を見せたような気がする。

この手法はそう何回も使えないので、「べっぴんさん」ではそれに見合うような仕掛けは見当たらない。ヒットを出し続けるのって、なかなか難しいよなあ。

トランプさん

トランプさんのひどい記者会見が話題になってます。みんな今は「ひどい」とか言ってるけど、そのうち慣れっこになっていくんだろうな。日本では石原慎太郎さんとか「あの人、しょーがねえなあ」みたいな扱いになってたもんな。

周囲としては異議を申し立て続けていくことが大切だとは思います。でも本人もそれに耳を傾けるとは思えないしなあ。カネ持ちだから誰かに頭が上がらないということも考えにくい。大統領という権力に恋々としてるとも思えないので、世論の動向を気にする必要もない。

ドラえもん」のジャイアンみたいなもんかな。ジャイアンは母親の言うことだけは聞くのでそっちがまだましか。

プレミアムフライデー

【メモ】

月末の金曜の仕事を早く終えることで消費を喚起する「プレミアムフライデー」が2月24日から始まるんだそうだ。

米国の「ブラックフライデー」を参考に経産省と業界団体が考案した。開催日には午後3時をめどに社員を退社させるらしい。

・これってやっぱ午後3時退社でも定時勤務とみなすんだろうな。

・2時間程度の時短がどのくらい消費喚起につながるのかな。

・みんなまっすぐ帰宅したら、夕方のラッシュ時間帯が変わりそう。

経産省が旗振り役なんだから公務員も午後3時までなんだろうな。

・どうやってカネを使ってもらうかにもっと知恵を絞る必要がありそう。

・正直、いつまで続くか見もの。

紅白歌合戦

【メモ】

年末の紅白歌合戦で話題になったのは、星野源が歌ってたときに審査員の新垣結衣が「恋ダンス」の振りをやったことだろう。私はラジオで聴いてたのだが。

これは民放のドラマの主題歌である。一昔前なら他局がらみの楽曲で出演するというのは民放でもあんまりなかったのではないか。

ましてやプライドの高いNHKである。

史上空前のヒットとなった「およげたいやきくん」は民放幼児番組の曲だったためか、なぜか紅白には出ていない。

そう考えると、NHKの体質もだいぶ変わってきたような気がする。おもしろければ、もしくは話題になればなんでもアリというか。その良しあしは私には判断がつきかねる。

また、昔なら「審査員が特定の出演者に肩入れしている」と視聴者からクレームが来たのではないかと思うが、さすがにそんな時代ではないのだろう。

高齢者「75歳以上」定義

【メモ】

従来、65歳以上とされていた高齢者の定義を75歳以上とするとの提言が日本老年学会などから出た。

・根拠は平均寿命が延びているから。もしくは生物的に若返っているから、らしい。

社会保障制度にも影響しそう。

・高齢者が今以上に働くようになれば、若年層の職を奪ったりはしないのだろうか。ただでさえ人口減でこれから仕事が減るというのに。

・現在とは逆に高齢者が若年者を支えるようなことになるのか。

・これを機会に社会保障制度のありかたを根本から見直すことにもつながるのだろうか。

以上