ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

これでいいのか、NHK

もちろんインサイダー取引は大問題なんですが、今回は別の話題を。
平日の午後にやってるスタジオパークの公開生放送は、あれでいいんでしょうか。
出演するゲストはほとんどNHKの別の番組の出演者です。NHKはスタジオパークを通じてゲストが出演する番組を宣伝しているにすぎません。
こういった番組はもちろん民間放送でも朝のワイドショーなどで見受けられます。しかし別の番組の出演者が出るケースはこれほどには多くないのではないでしょうか。
そもそも民放でこんなことをやっていたらスポンサーがつかないでしょう。視聴率をそんなに取れるとは思えないからです。視聴者からそっぽを向かれてしまい、それがダイレクトに収入減に反映するということです。
でもNHKは違います。
視聴者にそっぽを向かれても受信料はちゃんと入ってきます。視聴者の立場からすると、民放はイヤならスイッチを消せばいいだけですが、NHKは見ようが見まいが受信料だけはちゃんと取られているわけです。なんだか頭にくる話です。
では、そんなNHKに対して、私たちはどういった対抗手段を取れるのでしょうか。あんまり言いたくありませんが、受信料不払いだ、となるのは当然ではないでしょうか(ちなみに私は今のところ払ってます)。
テレビにとって視聴率重視の考え方は弊害も大きい。しかし、NHKに関していえば、市場原理の導入、顧客の声の反映といった観点からもっと語られていいのではないかと思います。良質だけど視聴率が取れない番組はどうする、といった問題とはまったく別の話です。
視聴率云々は別にしても、NHKは、顧客の声を受け止めて番組制作に反映させる仕組みをもっと真剣に考えないといけないのではないでしょうか。もし考えていたら、スタジオパークのような番組は簡単にはやらないはずです。
午後、つけたテレビにスタジオパークが映っています。もちろん真剣に見るわけではありません。でも、なんとなくスイッチをつけたままなので、苦々しく思いながらもちらちら眺めたりしてしまいます。
やっぱり、まずはスイッチを消すべきなのでしょう。これも視聴者としての意思表示です。そうする人が増えれば、視聴率低下という形で声として届くかもしれません。でも、それをNHK自身がどれだけ汲み取る気持ちがあるのかと考えてしまいます。顧客の声の反映の仕方が究極的に受信料不払いしかないとしたら、それは視聴者、NHK双方にとって不幸なことではないでしょうか。
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などとここまで書いてきたのですが、もしかすると、NHKは、朝ドラなどの出演のオファーを出す際に、他の番組に出演できることをインセンティブにして交渉してるのかな、とも思います。民放だと、スポンサーの絡みがあるから、それはなかなか難しいのかなと。NHKならではの出演交渉かもしれませんが、なんか納得いかない。