ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

次は新聞?

マスコミ業界を震撼させる恒例の発表がありました。今年は「雑誌を抜いた」です。↓次は新聞かな。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2008/pdf/2008008-0220.pdf
電通の「2007年 日本の広告費」なんですが、遡及改訂だとはいえ、実は雑誌は前年にインターネットに抜かれてたんですね。
電通的にいえば、広告の主力がどの媒体に移ろうと、そっちにシフトしていけば問題ないじゃん、と思っていたんですが、よく考えたらネットになると、電通の仕切りを経ずに出せる広告も多くなるのではないかと。そのあたりについて電通自身がどう分析しているのか知りたいところです。
そういう意味では、ネット広告と伸張と電通の業績とは、なんらかの相関関係が出るのか出ないのか。興味深いところです。
もう1点。発表をみてもわかるとおり、これまで広告業界は右肩上がりで推移してきましたが、ネット広告だと、非常に費用対効果がよいので、広告業界全体の売り上げ高の推移に影響を及ぼしそうな気がします。業界そのもののありかたも変わるかもしれません。「新聞や雑誌などの媒体がパイをネットに食われる」とかいう単純な話ではないのかもしれません。