ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

「京都×カフェテラス」大作戦

最近、烏丸通の御池−四条間がにぎやかになってきたと感じます。ビルがいくつか新しく建ち、コンビニなどが出来ました。かつてのビジネス街という趣からすこし変わってきたような気がします。
特に感じるのはコーヒーショップが増えたことでしょう。店の周りにテーブルを出してカフェテラスにしている店もあります。人々が屋外に腰掛けてコーヒーを味わいながら談笑している様子がにぎわいを演出しているように思います。
こういったカフェテラスは欧州などにいくとそこかしこで見られます。晴れた日には日光浴を楽しめるということで、一説によると特等席なんだそうです。欧州の街のつくりをみると大きな教会の前などは広場になっていてカフェテラスを営業しやすい環境にあることも関係しているのかもしれません。
ひるがえって京都はどうでしょうか。狭い路地が多く、街の構造がカフェテラスの営業に適しているようではありません。でも、探してみると、適当な場所もあります。たとえば、車道の両側に広い歩道がある御池通なんかはどうでしょうか。
公共の路上で営業するには路上を占有する許可などをとらなくてはいけないでしょうが、その基準を一定緩和するなどしてカフェテラスを設置できるようにしてはどうでしょうか。軽食スタンドなんかもOKです。京都らしい日本茶の野点風カフェテラスなんかもいいかもしれません。土日なんかは路上パフォーマンスなんかもやったらいいかもしれません。
御池通は通りの改修後、行政がにぎわいを創出しようとしているようなんですが、なかなかうまくいっていないようです。その起爆剤としてカフェテラスなんかはいいような気がするんですが。
ただ、夏は暑く、冬寒い京都の気候に屋外カフェがなじむのかといった問題はあろうかと思います。歩道を占有するという点でいえば、環境に配慮した自転車利用促進の施策とのすりあわせが必要かもしれません。
京都は観光都市です。観光客をターゲットとして見込めますし、特色あるカフェテラスがたくさんできれば観光資源の創出にもつながるのではないかと思います。祇園祭山鉾巡行も行われる京都を代表する通りの御池通が、昼の安売り弁当の出店でにぎわっている光景というのは、観光都市としてはちょっとさびしい気がします。一歩すすめて「カフェテラス特区」なんかもいいのではないでしょうか。
追記(20081003)
こんなのをやってるみたいです。そんなに好評なら年中やればいいのに。

京都市中京区の御池通のにぎわい作りを目指す「OIKEFesta2008」が、4、5日に一帯で開かれる。沿道の店舗や住民のオープンカフェが並び、大学生のストリートパフォーマンスなどが繰り広げられる。
地元の事業者や住民、京都商工会議所などでつくる実行委が、鴨川から堀川通までの約1700メートルで開催する。今年で3回目で、昨年人出が多かったことから開催日を1日増やした。

京都新聞