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雨後のタケノコ? 滋賀県南部に大型店続々

前回のエントリー「140万人は超えたけど」とも関係しますが、滋賀県南部で大型ショッピングセンターの建設が相次いでいるようです。

県内では今年、南部地域を中心に大型商業施設が相次いで開業する。京阪地区のベッドタウン化に伴う人口増加や新名神高速道路の開通で利便性が高まったことなどが背景にあり、大型店同士の競合激化が予想される一方、既存スーパーは対抗策を講じるなど<流通戦争>の様相を呈し始めた。

近江大橋東詰近くの草津市新浜町。今冬の開業を目指し、大型商業施設「イオンモール草津」(仮称)の建設が進む。食品やアパレル関連、映画館など約200店舗が出店予定で県内最大規模となる。大和システム(大阪市)は9月、琵琶湖大橋に近い守山市今浜町に、約220店舗が入るショッピングモール「ピエリ守山」を開業させる。大津市一里山では、大和ハウス工業(同市)が今秋オープンを目標に、約100店舗が出店するショッピングモール「フォレオ大津一里山」(仮称)を建設している。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/feature/ohtu1196735073762_02/news/20080430-OYT8T00676.htm

県内ではこれまで長浜楽市やビバシティ彦根(南彦根)など、どちらかというと東北部で複合型の大型ショッピングセンター建設が進んできた経緯があります。その後、大型ショッピングセンターの建設ラッシュは隣の岐阜県に場所を移しました。逆に県内では長浜楽市が規模を縮小するなどしていました。読売新聞も書いていますが、とくに県南部は「無風区」だったところに最近、一気に進出が進んでいる観があります。

でもこういった複合センターって、最初は物珍しいから集客があるけど、割と早く飽きられてしまうんですよねえ。最後に確実な集客を見込めるのは、結局、食料品や日用品あたりになるんですよね。もっとも、ショッピングセンター側は「そんなことは織り込み済みだ」っていうんだろうけど。

私は個人的にはアウトレットをどこかにつくったらいいかと思っていたんですが、これもすでに竜王町で計画があるようです。

http://www.sekkaku.net/column/2155.html

用地確保の関係もあるとおもうんですが、もうすこし京都に近い立地のほうがいいような感じもしますが。

滋賀県は古くから平和堂が各地に店舗を設けているので、京都市内の商店街にみられるような「大型店嫌い」の雰囲気はあまりないように思います。県南部は若年層の家族が多い感じがしますので、複合施設にとってはそれなりに商売はやりやすいかもしれません。ただ、これだけ一度に進出が重なると、やっぱりたいへんでしょうね。市民の側としては、健全な競争で消費者にメリットが出ることを望みたいとおもいます。

以下のエントリーもよろしければごらんください。
滋賀に大敗?