ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

気候保護法 さすがにちょっと

端的にいえば国語の問題なんですが。

地球温暖化防止に取り組む市民団体の気候ネットワーク(京都市中京区)などが16日、温室効果ガス排出の中期的な削減目標や炭素税、排出量取引などを盛り込んだ「気候保護法」の制定を訴える街頭キャンペーンを京都市内で行った。着ぐるみのホッキョクグマも登場し「気候保護法で大気の温度上昇を食い止めて」と訴えた。

「気候保護法」で温暖化防止 下京で市民団体が訴え(京都新聞)

地球が温暖化していると。一方で温暖化ガスの排出も増えていると。だから温暖化の原因は温暖化ガスだと。それなら温暖化ガスを削減すれば温暖化を抑えることができるはずだ。
この論理はよくわかります。私も微力ながら自転車に乗ったり、コンビニのレジ袋を不要だと言ったりしています。
でも気候って、変動するから気候なのではないのですか。変動は気温上昇もあれば下降もあるはずです。
気候保護法のHPを見ると、気温は上昇するばかりだととらえられています。でも将来、温室効果ガスの影響を上回る自然原因の気候変動があって気温が低下していくことも考えられます。その場合でも気候を保護して気温低下を抑えるようにするのでしょうか。
運動の趣旨は理解しますが、気候を保護するというのは、正直ちょっとよくわかりません。単に温暖化防止法ではだめなんでしょうか。既存の温暖化対策推進法とあんまり字面がかわらないからアピール度が低いということなんでしょうか。
「気候保護」っていうのは、一種の思想なんでしょうか。以下あたりがネタなのかな。どうも舶来のようです。
ドイツが世界最大規模の気候保護対策を施行