ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

東女と京観光

京都関係の調査で興味深い結果が出ています。

物産展といえばどの都道府県をイメージする? アリババの調査によると、トップが「北海道」(91.0%)、2位「沖縄県」(40.0%)、3位「鹿児島県」(17.3%)となり、「北海道」と「沖縄県」の物産展としてのブランドが圧倒的であることが分かった。ちなみに東国原知事の「宮崎県」は4位の16.7%、以下「京都府」(15.7%)、「青森県」(12.7%)、「長崎県」(11.0%)、「福岡県」(10.3%)、「秋田県」(8.3%)、「山形県」「熊本県」(いずれも7.7%)となり、6〜10位はすべて東北と九州地方となった。
男女別で見ると、男女とも1位が「北海道」(男性90.7%、女性91.3%)、2位が「沖縄県」(男女とも40.0%)だったが、男性の3位は「鹿児島県」(18.7%)、女性の3位は「京都府」(20.0%)と、3位以下は男女で異なる結果となった。

「物産展」と聞いてどこの百貨店をイメージ? 地域によって違い

デパートの物産展からイメージする都道府県を尋ねたものですが、京都府は女性に聞いたところ3位だったそうです。

デパートと言えば都市部にあるわけですし、東京に次ぐ大都市部の阪神地区は京都と地域的に近すぎますから、物産展は成立しにくいはずです。そういう意味では女性の3位というのはそれなりに健闘しているのかもしれません。

ただ、京都の物産といわれてもいまひとつピンとこない面もあるのですが。北海道のように新鮮な材料からできる食品や、沖縄のように異国情緒あふれるデザインのアイテムがあるわけではありません。

京都に関しては、もうひとつ別の調査があります。

近畿運輸局 平成19年近畿版宿泊旅行統計調査

これによると国内から京都府を訪れて宿泊している旅行者のうち45%は関東からです。
もう少し詳しくみると、
東京 26.6%
神奈川7.9%
埼玉 4.2%
千葉 3.8%
となっており、首都圏からの宿泊者が圧倒的に多いことがわかります。とくに東京が多い。京都に泊まっている国内旅行者の4人に1人以上が実に東京都の人なのです。東京の人は京都が好きなんですな。

この2つの調査をシンクロさせると、京都人気は首都圏の女性が支えているのではないかということが想像できます。なんとなくイメージを追認するような結果ではないでしょうか。

この宿泊旅行統計調査は外国から京都への宿泊者に関しても興味深い結果が出ています。また、別の機会に触れたいと思います。