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脱力と諦観でつづるおっさんの日常

紅葉の京都 その攻略法

紅葉前線が日本列島を南下してきました。京都の木々も色づきはじめています。たまには皆様に役立つ情報をと考えて、今回は秋の京都観光のハウツーを伝授したいと思います。

時期
勤労感謝の日がらみの土日が最盛期となります。ただ、最近は地球温暖化のせいかどうかわかりませんが、紅葉の時期がズレ込んでいます。その翌週、場合によっては翌々週の週末(12月に入ります)でもOKかもしれません。もちろん平日でもいいです。まあ年によっていろいろですが。

宿泊
実は私は京都で宿泊した経験がないのでわかりませんが、この時期、京都市内のホテルが混んでいることは容易に想像できます。これから宿泊を押さえようと考えている人には滋賀県の大津あたりをおすすめします。電車で京都駅まで10分ですから便利ですよ。同様に宇治などの京阪、近鉄沿線や長岡京、高槻あたりも狙い目かもしれません。

京都市内のまわり方
京都は盆地です。ということは四方は山です。モミジは山にありますから、紅葉の名所というのは原則的に中心部から離れていると考えてください。「行ってきたよ」と自慢できる有名なところは東福寺、嵐山、高雄あたりでしょうか。東福寺は市の南東部、嵐山、高雄は西部ですから、市内を移動するだけで時間がかかってしまいます。
ですから、あるいて回れる範囲を何カ所か見て、別の地域に移動するといったことを繰り返したほうが効率的だと思います。東福寺の比較的近くなら清水寺や南禅寺永観堂などの東山グループ(これは徒歩で回るのは無理ですが)をひとまとまりと考えればいいでしょう。他に詩仙堂などの一乗寺・修学院グループ、源光院などの鷹峯グループもあります。このあたりはガイドブックをみてください。
それと、大原、嵐山、高雄は同じ京都市内ですが、移動時間がそれなりにかかるので覚悟してください。そもそも距離がある上に、観光シーズンで渋滞がひどいのです。自家用車で京都に来る人は、どこかに駐車して公共交通機関で回ったほうが渋滞によるストレスがなくていいのではないでしょうか。嵐山は阪急か京福電車がいいんじゃないでしょうか。
私は紅葉の時期に行ったことはないですが、とくに高雄あたりは、往復も含めて半日はかかるとみたほうがいいかもしれません。朝一番で行ったほうが一日を有効に使えるのではないでしょうか。
この時期、日が短いので、高雄に限らず、早起きして精力的に回ったほうがいいような気がします。

私のおすすめ
紅葉の時期、京都市内の観光地はどこもすごい人出です。道路の渋滞には正直うんざりします(こういった観光客が落としてくれるお金で京都経済が回っているので、ありがたい存在ではあります)。
しかし、この時期に京都に来ていながら、「のんびり紅葉を楽しみたい」という方も中にはおられるでしょう。そういった方におすすめしたいのは、市中心部の公園などです。前述したとおり、紅葉の名所は市内周辺部に集中しているので、むしろ中心部のほうがゆったりしているのではないでしょうか。紅葉の名所はあえてはずし、京都御苑や府立植物園でのんびりするのもいいかもしれません。もしくは、紅葉はあまりないかもしれませんが、鴨川あたりで水の流れを眺めてぼーっとするのもいいかもしれません。

祭り(葵祭祇園祭時代祭)と春の桜、秋の紅葉は、不動の京都観光3大コンテンツといっても過言でないような気がします。京都にいらっしゃる皆様、ゆっくりお楽しみください。

ご連絡 このエントリーを参考にして行動した結果、なんらかの不利益が生じたとしても当方としては責任を負いかねますので、あらかじめご了解のほどをねがいます。「なんだ違うじゃねえか」などと言わないでくださいね。