ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

ネットに抜かれてる

興味深い記事がネットに出てました。
学生「読売」、現役「日経」、退職後「朝日」――世代別新聞購読(ITmedia)
ソースは以下です。
『新聞の購読』に関するアンケート(DIMSDRIVE)
気がついた点を列記します。
ネットで調査している点
この手の調査は新聞社も読者対象に行っているでしょうが、ネットで行っている分、新聞には辛い結果になっているのではないでしょうか。しかし、見方を変えれば、客観性があるといえなくもありません。新聞に広告を出しているクライアントも注目していることと思います。
新聞がネットに抜かれている

ふだんニュースを読んだり見たりする媒体は、「テレビ」88.8%、「パソコンのインターネット」82.7%が8割以上であった。
「新聞」はテレビ・インターネットよりも少なく、69.5%と7割弱となっている。

こういう結果が出てしまうと、新聞広告は確かに厳しい。新聞広告費が減り続けているのも理解できます。
(過去エントリー)次は新聞?
若者の新聞離れは前から言われていることです。パソコンや携帯を使えない高齢者が新聞を頼りにしているのも納得です。
朝日VS読売

■購読している新聞は?
自宅・個人で購読している新聞は、「朝日新聞」が最も多く28.3%、次いで「読売新聞」27.7%、「日本経済新聞」13.2%と続いた。

発行部数では読売1000万部、朝日800万部で読売が大差でまさっているのですが。以下↓
http://www.pressnet.or.jp/adarc/data/data03/01.html
この落差はなんなんだろう。
学生は読売、退職後は朝日

上位4紙の職業別内訳を調査したところ、「朝日新聞」を読む割合が36.5%と最も多かったのが「定年退職者」、次いで「自由業」(32.5%)となった。「読売新聞」を読む割合が最も多かったのが「学生」(34.4%)、次いで「パート、アルバイト」(31.1%)、「専業主婦」(29.1%)となった。(ITmedia

ここでも読売と朝日が対比をみせています。
ひとつは、若者の新聞離れの中で高齢者の囲い込みが新聞社の生き残りにとって重要だということでしょう。その点で朝日は現状、優位であるということでしょうか。
対する読売は若者への浸透に注力しているということなのかな。若者をつなぎとめられれば、優位性は大きいでしょう。