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ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

まるで意味不明 リユース瓶回収

事業を実施している側にとって不具合なのはわかりますが、混入していることがどう問題なのか、私にはわかりません。そりゃ、混入するだろうと。

スーパーなどに置かれている再使用可能な「リユース瓶」の回収箱に、対象外の雑瓶が大量に混入している問題を受け、京都市は2月から、リユース瓶のうち一升瓶とビール瓶だけを回収箱に返却してもらうように方針を転換した。返却対象を限定して分かりやすくし、回収瓶の9割以上が雑瓶という異常な事態の打開を目指す。

市は、スーパーや酒店など79店に回収拠点を設け、うち54店に回収箱を置いている。これまでは、酒などの一升瓶、ビール瓶、酒の小瓶や角瓶などのリユース瓶の返却を呼び掛けていた。

しかし、市がごみ袋を有料化した2006年秋以降、対象外のワインやジュース、ジャムなどの雑瓶の混入が急増した。昨年度は回収した約112万本のうち、93%を雑瓶が占めた。リユース瓶と思い込んで雑瓶を返す市民も多いとみられる。

返却対象を限定する方針転換に伴い、回収箱のケースを升目のあるタイプに替え、一升瓶とビール瓶以外の瓶が入りにくくした。その他のリユース瓶は市内11カ所のスーパーのレジで返却できるという。

ビール、一升瓶に対象限定 京都市 リユース瓶回収箱(京都新聞)

ビール瓶とか一升瓶とかは酒屋にもっていけば引き取ってくれて瓶代を返してくれるんじゃなかったのではと思いますが。少なくとも私はそうしてます(最近、一升瓶はお金を返してくれないところもあるようですが、私の知る限りでは引き取ってはくれます)。

だから、そもそも京都市の回収事業の意味がよくわかりません。

この事業でお金が返してもらえるかはよくわかりませんが、雑瓶が混入しているぐらいだから返してもらえなさそうです。それだったら酒屋に持って行ってお金を返してもらったほうがいいというのが合理的な行動というものではないでしょうか。

合理的な行動という点でいえば、世の中の大部分の人が酒屋に持ち込むはずです。そうであるとすれば、回収箱にリユース瓶が集まらず、雑瓶ばかりになるのは当然でしょう。

また、酒屋に回収拠点を設けているというのも輪をかけてよくわかりません。酒屋さんに回収拠点が設置してあっても、酒屋に直接渡したほうが返金されるから、そっちのほうがいいはずです。

回収事業の意義そのものがよくわからない。よくわからないものがうまくいかないのは当然のような気がします。もともとうまくない制度なのだから、ビール瓶や一升瓶に限るとしたって、それは改善策になっていないのではないでしょうか。

リユース瓶の回収は商業ベースで長い歴史と実績があるのに、なんでそこに行政が参入しなくてはならないのかがよくわかりません。行政としてとりくまなくてはならないのはむしろ雑瓶の回収促進とリサイクルなんじゃないでしょうか。

そんな京都市の回収ですが、環境省のモデル事業にも選ばれています。これまた意味不明です。

「平成20年度 地域における容器包装廃棄物3R推進モデル事業」の募集結果について(お知らせ)

私の認識はなにか根本的に間違っているのでしょうか。お金が返ってくるビール瓶をリユース瓶とかいうからかえってややこしくなっているのかなという感じもしますが。

追記

経済産業省はリユース瓶商品の流通促進という観点から政策に取り組んでいるようです。

http://www.meti.go.jp/policy/recycle/main/data/research/h18fy/180727-4_kyoto/180727-4_3.pdf

こちらからのアプローチの方がすっきりしている気がします。これに則して京都市が事業展開するとしたら、リユース瓶商品の購入へのインセンティブを設ければいい(まあ取扱い店への助成や購入補助でしょうか)ということになります。