ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

オタク特区はどうだ 京都に鉄道博物館

集客施設としては水族館よりこっちの方がはるかにまともな感じがします。

JR西日本は23日、京都市下京区梅小路公園内に鉄道博物館を新設する計画を明らかにした。公園内で同社が運営する梅小路蒸気機関車館の隣接地に建設して一体運営する予定で、2014年度から15年度ごろの開業を目指す。

同日、JR西が京都市に建設計画を提案した。新博物館は機関車館西側の市有地に建設する予定で、面積や総事業費は未定。同社は代わりに公園近くの社宅(敷地約1万平方メートル、210戸分)を廃止して市に提供する。

新博物館には、同社が運営する交通科学博物館大阪市港区)を縮小して0系新幹線の車体など多くの展示物を移設。多彩な鉄道資料の展示施設にするという。

現在ある蒸気機関車館は親子連れなど昨年度の入場客数は22万人に上る。公園内にはオリックス不動産が11年度にも大型水族館を開業予定で、JR西は新博物館との相乗効果で観光客も呼び込む施設として期待を寄せている。

門川大作京都市長は提案について「大変喜ばしく、京都にとって画期的。水族館とともに梅小路公園一帯が京都を代表する文化レクリエーションゾーンとなり、京都観光の飛躍につながると期待する」とコメントし、前向きに協議する姿勢を示した。同公園内への博物館建設は、水族館と同様に市の許可が必要になる。


梅小路公園内に「鉄道博物館」 JR西 水族館と相乗効果期待(京都新聞)

記事の市長コメントにあるとおり、いろいろと批判の多い水族館への客寄せに利用しようというのも多くの人たちがブログなどで指摘しているとおりだと思います。

それはさておき、梅小路蒸気機関車館とあわせて全国から鉄道ファンが訪れるような「鉄ちゃんの聖地」となればいいですね。

私としては、今回の鉄道博物館建設を機に東の秋葉原と比肩するような「オタクの一大拠点」を京都は目指してはどうかと提案したいです。

京都は大学の街、若者の街ですし、京都国際マンガミュージアムなんて施設もすでにあります。こういった嗜好の人たちは全国にたくさんいるでしょうし、趣味にお金を使うことをいとわない傾向が大きいと思います。京都に呼び込むことができれば、京都観光へのインパクトも大きいのではないかと思います。

これにはある程度、行政の施策展開も必要だと思います。サブカルチャーなんてものは勝手に育っていくものであり、行政が支援するような性格のものではないといった考え方もあるでしょう。それは一理あるとしても、京都の場合は観光振興という名目で進めることができるのではないかと考えます。

鉄道、マンガのほか、他にも趣味、嗜好のジャンルはいろいろあるでしょう。各ジャンルの展示・体験施設を積極的に誘致、設置するような「オタク特区」とかダメでしょうか。

(過去エントリー)
資料公開は2日前 京都水族館(仮称)計画陸のカッパ 梅小路に水族館計画