ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

副市長は「たすきがけ」

総務省の方が帰られて、こんどは国交省の方が来られるようです。

京都市は13日、副市長に国土交通省都市計画課長の由木文彦氏(48)=写真・同市提供=を充てる人事案を発表した。2月定例市議会に選任議案を追加提案し、同意を得て4月1日付で発令する。山崎一樹副市長(48)は今月31日付で退任し、総務省に異動する。
由木氏は東京大法学部卒。83年に建設省(現国土交通省)に入省、国交省大臣官房人事課企画官や内閣官房内閣参事官などを歴任し、06年10月から現職。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090314-00000218-mailo-l26
ネットには見当たらないですけど、日経にはこう出ています。

京都市は副市長を3ポスト置いており、そのうちの1ポストは国交省と総務省たすき掛け人事が通例。

京都市のHPを見ると近年の歴代の官僚副市長(助役)はこんな感じになってます。

木下 博夫 昭和62. 6.26 〜 平成元. 8. 9
佐藤 達三 平成 3. 3.26 〜 平成 5.10.6
内田 俊一 平成 5.10. 8 〜 平成 7. 5.18
北里 敏明 平成 7. 5.26 〜 平成10. 1. 5
増田 優一 平成10. 3.23 〜 平成12.12.13
河内 隆  平成12.12.14 〜 平成16. 3.31
毛利 信二 平成16. 4. 1 〜 平成19. 6. 3
山崎 一樹 平成19. 6. 4 〜 現在

http://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000033357.html

たすきがけだから、山崎、河内、北里、佐藤の各氏は総務省、毛利、増田、内田、木下の各氏は国交省となるんでしょうか。調べてみるとその通りです。

みなさんはその後どうなったのでしょうか。ググッてみると、なかなかおもしろいです。

この方は弁護士を開業してるようです。官僚を辞めてから弁護士開業とはすごいですね。

その他、「ノーパンしゃぶしゃぶ」接待の顧客名簿なるものに名前が出ている人や選挙PR用のブログが落選後もそのままになっている人もいます。名前は挙げませんけど。

それにしてもこれだけきれいにたすきがけになってると、ある意味壮観ですなあ。省庁再編の前はもともとは自治省と建設省の指定ポストだったようです。再編後もそれはしっかり引き継がれているようで、たとえば郵政省や運輸省の出身者は来ないようです。由木氏について日経には「市営地下鉄の運営問題で手腕を期待」とありますけど、これは旧運輸省の領分じゃないかと思います。
このたすきがけはいつからどういう理由で始まったのか。非常に興味があります。
そして、これからも営々と続いていくのでしょうか。このへんは改革の対象にはならないのでしょうか。改革大好きの現市長もやっぱりスルーなのかな。