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ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

最初から本気だった 京都市交通局退場問題

前回のエントリー前代未聞 京都市交通局に退場勧告の続きです。
京都市交通局に退場勧告した中川大京大教授ですが、その中川教授が部会長を務める公共交通ネットワーク検討部会の議事録が京都市のHPにありました。
「歩くまち・京都」総合交通戦略策定審議会
部会は審議会の下にあり、中川教授は審議会の副会長でもあります。
この部会は昨年8月から開かれており、これまでに計6回開かれました。議事録をざっと読んでみました。
中川教授は最初から本気でした。

京都市の環境モデル都市の計画では高い水準の目標を掲げている。この達成には各事業者が協力する必要がある。目標を達成するのは無理だ・迷惑だと思う事業者がいるなら京都からお引き取りいただくくらいのつもりで頑張っていただきたい。市も私も本気なので、皆さんも本気で取り組んでほしい。(第1回)

これに対して事業者側(交通局かどうかはわかりませんが)は

事業者としては目の飛び出るような目標だが、高い目標を掲げて努力していくことは良いことだ。(第1回)

とはじめから及び腰だったわけです。「高い目標を掲げて努力していくことは良いこと」なんてのはなんか他人事のように聞こえる発言です。とても当事者意識があるとは思えません。
そんな事業者に業を煮やしたのでしょうか。中川教授は「奇策」に出ます。

個人的なことだが、京都市内の公共交通の利便性向上に向けて退路を断って検討したいと思い、先日、自家用車を処分した。(第3回)

中川教授の本気度がうかがわれます。
議事録は第4回までしかなく、先日の第6回はもちろん、1月20日に開かれた第5回もまだです。第4回以降、中川教授が交通局に対しどういうふうに不信感を募らせていったのかはよくわかりません。議事録をみるかぎりでは、バス停の在り方やバスと地下鉄の乗り継ぎなどが議題になっているので、交通局がやり玉にあがっていたことは想像にかたくありません。
京都新聞でも

審議会担当の都市計画局幹部は「部会長の指摘はどれもできるはずの内容」と調整していく構えだが、極めて異例の展開に部会は重苦しい空気に包まれた。

と書いています。身内の都市計画局にまで「どれもできるはず」と突き放されてしまう京都市交通局ってなんなのよ、という感じもします。
これについてはいずれ続きを書きたいと思います。