ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

桜花の京都 盛りの一日


写真は5日の府立植物園(左京区)です。
今年は天気からいっても5日の日曜が京都の桜にとってピークだったのではないでしょうか。
今年の京都の桜の特徴は、開花宣言が3月19日と非常に早かったことです。途中、寒のもどりもあって咲き具合はなかなか進みませんでした。
一口に京都の桜といっても、北と南では咲き具合がずいぶん違います。とうぜん南は早く咲いていくし、北部の山間部はなかなか咲きません。市内でも京都駅のあたりと植物園のあたりではだいぶ違います。
例年でもそうなのに、今年は開花宣言が早かったため、地域によっての満開の時期のずれがとくに大きいような気がします。したがって「どこに行っても桜が見ごろ。京都が桜で埋め尽くされる」といった印象は今年は薄く、個人的にはいまいちだった観もあります。
五分咲きの桜が雨風に打たれてがくのまま落ちている様子も目にしました。はらはらと散る桜は天寿をまっとうした感じがして趣がありますが、こっちはちょっとなごり惜しい感じがして残念だったです。
ただ、今年の京都の桜が悪いばかりかというと、そうではありません。
府立植物園ではシダレ桜やソメイヨシノがよく咲いていました。しかしよくみるとシダレの種類によってはまだつぼみの木もありました。今年は最盛期はしょぼいかもしれませんが、その分、いろんな地域で長く桜が楽しめるということかもしれません。
結果的に5日がピークだったとしても、今年は来週末の11、12日でも場所によっては十分楽しめそうです。もちろん仁和寺の八重桜なんかは見ごろはこれからです。
(過去エントリー)
京都の桜 穴場はここだ桜花の京都 その攻略法