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観光の質ってなんだ? 観光客5000万人達成

とりあえずめでたいことです。

京都市は12日、2008年に市内を訪れた観光客数が5000万人を突破した、と発表した。経済界や寺社などと連携したオフシーズン対策強化が効果を上げたほか、欧米を中心とした「日本ブーム」で外国人観光客が急増したとしている。2000年に10年後の達成を目標に掲げた「観光客5000万人構想」を2年前倒しで達成した。
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5000万人達成の要因について、市は▽03年以降に東山や嵐山で始めたライトアップ事業「花灯路」や、特別公開の寺社を巡る「京の冬の旅」など観光客の少ない時期に仕掛けた催しが定着した▽06年から米国や中国などに情報発信拠点を設けて誘致活動に取り組んだ効果が上がった▽「源氏物語千年紀」の関連イベントが年間を通じてあった−としている。
門川大作市長は記者会見で「市民や寺社、経済界などオール京都の取り組みの成果」と述べた上で、観光振興計画を予定より1年前倒し来年1月に策定する考えを表明した。「見る観光から触れあう観光へ、今まで以上に『質』を重視したい」と語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090512-00000046-kyt-l26(京都新聞)
気になったのは門川市長の「今まで以上に『質』を重視したい」とのくだりです。
量(5000万人)を達成したので、今度は「量より質だ」ってことだと思います。
でも、13日の日経に出ていたとおもうけど、世界不況で量の維持がなかなかたいへんだろうと。それが一点。
「質」の中身も記事を読むだけではよくわかりません。門川市長のことばを借りれば「触れあう観光」ということなんでしょうが、これとていまいち意味不明です。
まあ、ありていに言って、観光客の満足度の高い観光ということでしょうか。京都は観光都市ですから、関連業者も多い。地元が潤う観光という面も必要でしょう。おそらく体験型や滞在型の観光にしていくということなんでしょう。このあたりはそれなりに取り組まれているのではないでしょうか。
ちなみに、yahooにも当ブログの記事がリンクされましたが、またまた「オール京都」の登場ですね。あんまり乱発すると威光が落ちてしまうのではないかと心配になったりもします。
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