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脱力と諦観でつづるおっさんの日常

星野さん、初選出 京都市観光振興策定委

とりあえずメモ的に書いておきます。
京都市への観光客入洛5000万人が達成されるとともに、次期京都市観光振興推進計画(仮称)の策定委員会が発足することになりました。
平成21年5月12日門川市長記者会見 入洛観光客数5000万人達成について
気づいた点ですが、ひとつは、過去エントリー星野さん、初入洛 嵐峡館再生で触れた星野リゾートの星野佳路社長も名を連ねていることです。
メンバー人選を見ていると、京都市が外部の発想を取り入れることを意識しているのかな、という気がします。観光は外の人に訪れてもらってナンボですから、当たり前と言えばあたりまえですが、京都市もそれなりに意欲的なのかなと思います。
星野氏らは策定委のいわゆる「目玉商品」です。まあ京都市の審議会ですから既得権を主張する地元団体も他に大勢入っているでしょう。星野氏は嵐山で事業展開しようとしている関係で選ばれたのでしょうが、自分の商売に関係するからといって委員会で京都市や各種団体に遠慮するようなことはしないでどんどん思うところを述べてほしいと思います。
もう一点は、これも過去エントリー観光の質ってなんだ? 観光客5000万人達成で言及したのですが、京都市が現時点で考える「観光の質」の中身に触れられていることです。

  1. 「歩いて楽しい観光」など,環境モデル都市にふさわしい「環境共生型観光」
  2. 文化,宗教,芸術,食など和の精神に触れ,感じる「心が癒される観光」
  3. 大人が楽しめるだけでなく,新たな魅力を創出することで,子供と家族と一緒に「楽しみ,学べる観光」
  4. 京都ならではの「大学のまち」としての「知の集積」と,伝統産業から先端産業,コンテンツ産業など,「ものづくり」を生かした観光
  5. 市民が自分たちのまちの魅力を再発見・認識し,おもてなし意識を向上するための「市民による京都再発見」

http://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/cmsfiles/contents/0000062/62177/20090512-3.pdf
妥当な内容でしょう。具体的な施策は策定委員会が考えていくのではないでしょうか。
ひとついわせてもらえれば、「消費者目線」になっているのかということです。「4」あたりは下のような行事もあるので役所の理屈でとってつけたような感じもします。
「京都 知恵と力の博覧会推進協議会」の設立と総会の開催について
具体的にどういう施策が展開されていくのか、注意して見守っていきたいと思います。わたしも本欄でいろいろと提案していきたいと思います。
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