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祇園祭の京都 その攻略法

攻略法シリーズをやってる手前、祇園祭を書かないわけにはいかないのですが、正直、あんまり思い浮かびません。
京都三大祭ではやっぱり最大のイベントでしょう。他の2つが当日巡行して終わりなのに比べて、期間が長く、7月17日の巡行に向けてだんだん盛り上がっていくところがいいですね。
宵山や宵々山にいくのが定番です。京都以外の方には、縁日のもっと大規模なものを想像してもらったらいいです。蒸し暑い夜に雑踏の中を歩くのがいいです。屏風見せ(屏風祭)とかもありますし。
屏風見せというのは、各家の宝物とかを飾って見物客に見せる催しです。一歩間違えれば成金の自慢みたいなことになってしまうのですが、そのへんをうまくやるあたりが京都人の文化度の高いところといっておきましょう。
ただし宵山はスリに気を付けてください。
もちろん、巡行もいいです。他の2つに比べて「辻回し」や「しめ縄切り」など途中の見どころも多いです。
というわけで、もし遠方から祇園祭を見に来られるのでしたら、泊まりがけでいらしていただきたい。宵山を見て1泊して翌日の巡行を堪能していただきたいと思います。
京都は例年、祇園祭前後に梅雨明けします。そのころの蒸し暑さは半端じゃないですが、それも京都観光の要素のひとつと割り切って楽しんでください。どうしても蒸し暑いのがイヤという人は北海道に行ってください。
当日巡行するのは、山と鉾です。鉾のほうが大きくて立派です。宵山四条烏丸周辺にある鉾はとりあえず見ておいて損はありません。
山は鉾に比べると小規模ですが、それなりに味があっていいです。
それと宿ですが、京都市内が満杯なら阪急沿線で高槻とか、京阪沿線で枚方とかいけばさすがに泊まれるのではないでしょうか。駅前のビジネスホテルが狙い目です。
山鉾は四条烏丸周辺に集中していますから、阪急がまあ一番便利でしょう。宵山で少々夜遅くなっても高槻までぐらいなら楽勝です。
ガイドブックにも必ず書いてありますが、山鉾で売っているちまきは食べられません。詐欺とかいわないように。
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