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ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

世界一わかりやすいコンプライアンス 京都市職員コンプライアンス推進指針案

コンプライアンスは聞きなれない外来語です。一般的に「法令遵守」などと訳されます。
善良な市民が法令を遵守するのは当然であり、ましてや公僕たる京都市職員としてはなおさらのことだと思います。まあ、あたりまえですが、悪いことではありません。

地域主権時代のモデルとなることを目指す京都市では,その担い手たる職員が,公のために働く誇りと使命感に溢れ,市民の目線に立って自立的かつ能動的に行動する組織文化の構築を目指しています。
そして,「常に『法の一般原則』に立ち返り,創造的かつ主体的に職務を遂行すること」すなわち,コンプライアンスの推進は,地域主権時代のモデルとなることを目指す職員にとって,判断と行動の基底となるものです。
そこで,コンプライアンスを職員の共通認識とし,組織文化として根付かせていくために,「京都市職員コンプライアンス推進指針」を策定することとしました。
つきましては,市民の目線を取り入れた指針作りを進めるため,市民の皆様からの御意見を募集します。
たくさんの御意見をお待ちしております。
http://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/page/0000066191.html

「なんだ、指針策定なんて当たり前のことじゃないか」と思われるかもしれません。ところが、これが玄人筋(同業者)でけっこう話題になっているんだそうです。指針策定にあたって市民の意見を募集しているという点が画期的だとのことです。
では、その中身はどういったものなのか。みてみましょう。
まず出てくるのが「市職員倫理憲章」(2007年3月策定)です。

京都市職員の倫理を確立するための行動規範
(京 都 市 職 員 倫 理 憲 章)
1.公私にわたり,高い倫理観を持って,行動します。
1.市民の目線に立って,仕事に全力投球します。
1.法令等を遵守し,不正を許さず,公正に仕事をします。
1.情報を市民に分かりやすく伝え,説明は丁寧に行います。
1.自己研鑽に励み,絶えず改革に取り組みます。

なんか一見するととてもいいことがかいてあります。でも、ひとつずつみていくとなんだか脱力感にとらわれてしまいます。あまりにも当たり前のことばかりです。京都市職員にとってのコンプライアンスというのはこういうことなのでしょうか。
たしかにわかりやすいといえばわかりやすいとは思いますが。
これではあまりにも正論すぎて、市民としては指針案に意見する気持ちが起きないのではないでしょうか。
いまさらあらためて「仕事に全力投球」って言われても。もしかして昔のたのきんトリオのテレビ番組かなんかから連想して考えたのでしょうか。