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ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

いちばん早い次期衆院選予測〜京都編

衆院選も終わりまして、いろいろ思うところがありました。列挙してみます。

  • 民主の勝利は「敵失」だったこと。
  • 「敵失」は、自民の解散時期選択ミスが大きいこと。
  • 選挙の勝敗を決めるのは「風」だということ。政党の戦略としてはどうやって「風」を大きくするかが重要だということ。
  • 「風」というのは、つきつめれば浮動層の投票行動だということ。

あたりでしょうか。
で、これからが本論なのですが、以上のような点を踏まえて京都の次期衆院選予測をしてみたいと思います。
まず、総論から。キーワードは次の2点です。
とりあえず議員になっておかないと
小選挙区では当選するのは1人です。しかし比例復活という道もあるわけで、小選挙区で負けても国会議員になる道というのもあるわけです。議員になっているかどうか、というのは次の選挙で大きな意味を持ってきます。現職として選挙に臨めるかということです。
小選挙区で二大政党が激突したと仮定しましょう。
考えられる組み合わせは
1.A党 選挙区当選   B党 比例当選
2.A党 選挙区当選   B党 落選
3.B党 選挙区当選   A党 比例当選
4.B党 選挙区当選   A党 落選
です。
小選挙区で当選した候補からしたら、次回の選挙に自分ができるだけ有利が立場で臨みたい。そのためには、相手候補の比例復活を阻止したいところです。比例順位はだいたい惜敗率によって決まる場合が多いですから、相手を蹴落とすためには票差をつけて圧勝する必要があります。逆にいえば、比例復活を許せば、次回選挙の不安要因が増えるということになるでしょう。
ニューカマー効果
小選挙区では基本的に現職対新人という構図になるわけです。現職が有利なのはまあ当たり前なのですが、新人がいつも不利かというとかならずしもそうはいえないと思います。「風」を背景にフレッシュさを前面に押し出した新人の「ニューカマー効果」(私の勝手な命名です)もあると思います。
以下、選挙区ごとにみてみます。
京都1区
今回は民主新人の「ニューカマー効果」が功を奏したような気がします。これが前回に引き続いて元職が出ていたら様子はだいぶかわっていたような気がします。
で、次回ですが、そのときの「風」にもよるでしょうけど、やはり自民がつよいのではないかと。今回、比例で踏みとどまったところが大きいのではないかと思います。逆に今回の民主新人が次期解散までに地歩をかためられるようなら面白いことになるのではないでしょうか。
ただ自民の方は年齢が微妙なところになってくるので、その点どうでしょうか。
京都2区
民主現職はベテランの域に達しており、小選挙区の勝利は確実なのではないでしょうか。自民に風が吹いた場合に次回の自民新人(あるいは元職)の比例復活もあるというあたりではないでしょうか。
京都3区
ここも民主が当選回数を重ねて地盤を固めてきたのではないでしょうか。自民は次回、元職が再挑戦するより、ニューカマー効果をうちだした選挙をしたほうがいいのかもしれません。
京都4区
ここも民主かな。しかし今回、保守分裂で2人があれだけ得票していることを考えると、「風」しだいでは自民が取り返すことも可能な気がします。保守候補の一本化が前提なのは言うまでもないです。
京都5区
これだけの逆風でも小選挙区で勝ったというのはやっぱり自民現職は地力があるということでしょう。逆にいうとこれだけの風があったのだから民主新人は小選挙区で勝っておきたいところでした。次回は現職同士の戦いとなるわけですが、まあ地力からいって自民有利かなと。民主はなにぶん一年生ですし、次回、逆風が吹けば(政権運営がうまくいかなければその可能性は大)今回、2区、4区、6区で小泉チルドレンがバタバタと落選した自民のようにならないとも限りません。これからの議員活動の真価が問われています。
京都6区
ここも民主が中堅クラスになってきてかなり堅いかなと。
以上のようなことは、民主対自民の枠組みが続くことを前提にした話です。政界再編があれば、前提がかわるのはいうまでもありません。
小沢氏は「選挙が終わった瞬間から次回の選挙のことを考えろ」てな意味のことを言ってるようで、そういう意味では当選した議員は勝利の余韻にひたっているヒマもないことでしょう。選挙区で当選するのは1人というのが小選挙区制の厳しいところであり、議員はたいへんです。
そのあたりを野中広務さんは「小選挙区になってから議員は選挙のことばかり考えていて、小粒になった」(というような意味のこと。正確な引用ではありません)といっていて、それにはうなずけるような気がしてます。