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イケてるのか? 京都市入湯税

京都市営地下鉄の赤字がいろんなところに影響しているのがわかるニュースです。

NIKKEI NET(日経ネット):京都市が入湯税 10年度から、1人当たり150円程度
京都市は21日、温泉の入浴客に課税する入湯税の徴収を2010年度に始める方針を決めた。1人当たり150円程度を想定している。これまでは市内に温泉施設が少ないため徴収していなかったが、08年度決算で市営地下鉄が財政健全化団体に陥るなど財政悪化が深刻化する中、年間5000万円程度の新たな自主財源を生み出す考えだ。市は2月の定例市議会に徴税を始めるための条例案を提出する方向だ。入湯税は地方税の一つで、お湯の成分などから温泉とみなされる場合に、自治体による徴税が認められている。(2010年1月21日)

ちょっと古い記事で恐縮です。日経のサイトは例の電子化でリンク切れとなってしまっているので、はてブのほうを張っておきます。
近年の温泉ブームで大原や嵐山で温泉が開業しています。市中の風呂屋でも温泉を名乗っているところもあります。どことはいいませんが、そんなに泉温が高いわけでもなく、湯気を上げながらこんこんとわき出るといったような私たちが普通抱く温泉のイメージとはちょっと違うような気がします。
観光客からカネを取るという発想はわかります。でも、正直、税金はらってまで入りたい温泉なのかといまいち疑問です。課税によって温泉の利用者が減るようなら京都観光にとってマイナスでしょうし、ちょっとビミョーですねえ。
(過去エントリー)
観光の質ってなんだ? 観光客5000万人達成イケてるのか 京都市営地下鉄経営健全化計画案(骨子)