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ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

5万人ってつけちゃって大丈夫なのか? 京都市営地下鉄増客

京都市営地下鉄の赤字はいまや市政最大の懸案といっても過言ではないでしょう。市当局もいろいろとがんばっておられます。
そのひとつとして新たな組織が発足しました。京都市地下鉄5万人増客推進本部です。
名は体を表すと申しますが、実にわかりやすい。「京都市地下鉄増客推進本部」じゃないんです。「京都市地下鉄『5万人』増客推進本部」なんです。目標値を組織の名称にしたということです。マニフェストの影響かもしれません。普通のお役所ではあんまりやらないようなことです。市当局の意気込みを感じます。
同時に考えることがあります。当然、市当局のみなさんはわかったうえでこういう名前にしていらっしゃると思いますが、組織の名称にした以上、この目標が達成できなかった場合はその責任を問われる人が出るということは言うまでもありません。数値目標と、それが達成できなかった場合の引責というのはセットの話です。それが本部長である副市長なのか誰なのかはわかりませんが、ある種の意気込みをもってやる以上は結果が問われるんだということは当局側に考えておいていただきたいことだと思います。
なんども触れておりますが、この5万人増客というのは、そのうち約2万人についてめどがついておらず、「歩くまち」の推進などでなんとかしたいとしている数字です。本来、乗客数見込みというのは経営計画の基礎的数字です。京都市営地下鉄の場合、過去になんども出されていると思いますが、ほとんど達成されていないと思います(前の京都新聞に乗客数見込みと実数を対比させたグラフが出ていました)。そういう砂上の楼閣のような計画をなんどもつくって失敗し、その結果、赤字が巨額になっちゃったという話ですね。
まさに狼少年みたいな話で、京都市がこれからまた5万人増客を言って、それを根拠に経営健全化計画を出してもその実現性はきわめて疑わしいというのはだれでもわかる話です。
しかも今回はそのうち2万人は京都市自身すら根拠がないことを認めているという。こんな計画を市会は認めちゃっていいのかな、と素人ながら疑問に思います。
本来はこの2万人を除いて増客3万人で再建計画をつくるのがスジというものではないでしょうか。
それと、組織図をみておりますと、下部組織として「若手職員増客チーム」というのができております。これは下記の組織とはどう違うんでしょうか。屋上屋というか。京都市は本当に「若手職員チーム」が好きだなあ。
(過去エントリー)
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