ぼちぼち そこそこ

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瞬間風速だった 観光客5000万人

5000万人を割って量と質の二兎をまた追うことになるのでしょうか。

京の観光客 5000万人割れ 09年 14年ぶり減
京都市は20日、2009年の市内観光客数が、08年に達成した「5千万人」を割り込み、4690万人になったと発表した。京都への観光客数は阪神淡路大震災翌年の1996年の以降、増え続けていたが、昨年の新型インフルエンザと景気低迷の影響で、14年ぶりに減少に転じた。修学旅行生も9年ぶりに100万人を下回った。
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市は「2010年に5千万人」の目標を掲げ、08年に5021万人を達成。本年度から5千万人という「量」ではなく「観光の質」を重視する観光振興計画を新たに導入したところだった。(7月21日、京都新聞)

これについてはなんべんもおなじことを書いているので、私自身は新味がありません。
量の向上にしても質の向上にしても、要するに目的は以下の2つに集約されるのではないでしょうか。
1、地元に落ちるカネの総和が増えるようにする
2、京都のブランドイメージを向上させる方向に持っていく
量より質というのはなんだかわかりやすい話ではあります。でも、実態はそう単純ではない。
花灯路」や「京の七夕」など閑散期対策を続けていることを考えると、「量から質」といいながら量対策も依然続行しているのではないかと思います。
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