読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

リニアモータープロレス

お暑うございます。リニア新幹線をめぐる議論もヒートアップしているようでございます。

リニアの府内経由、JR東海の委員が猛反発(8月20日、京都新聞)
東京−大阪間を結ぶリニア中央新幹線計画に対する京都府の立場を考える「明日の京都の高速鉄道検討委員会」の会合が19日、京都市上京区の平安会館であった。府や市が府域を通過しない計画ルートとは別に、京都市や府南部を経由するルートの検討を求めたのに対し、計画を推進するJR東海側の委員は「ルート変更は考えていない。プロジェクトの足を引っ張る委員会なら辞任しても構わない」と猛反発した。
リニア中央新幹線は1973年、奈良市を経由して名古屋−大阪を結ぶルートで基本計画が策定された。
府は会合で「計画策定時に他のルート比較が実施されていない」と指摘。奈良市ルートのほか▽京都市(京都駅)を経由する場合▽奈良市から近い学研都市を経由する場合▽奈良市と京都市の中間地点(城陽市)を経由する場合−について、それぞれの周辺人口や観光客数、結節する鉄道網、建設コストなどを比較検討した事務局案を示した。
その上で「観光立国を目指す中、リニアが京都駅を通らないことは大きなマイナス」などと訴え、府内を通過するようルートの再考を求める姿勢を示した。
これに対し、委員を務めるJR東海の須田寛相談役は、計画策定時の考え方として▽国土の均衡ある発展のため東海道新幹線と同じルートは避ける▽災害時の代替ルートの確保が必要−などを挙げ、「今さら変更を求めるのはプロジェクトを止めろと言うのと同じ」と強く反論。「府南部に近い場所にも路線が通ることを前向きにとらえるべきだ」と現計画に理解を求めた。
委員長の柏原康夫京都商工会議所副会頭は「府内を通せ、という京都の思いは伝えていかなければならない」と述べ、次回の会合で委員会の意見をまとめる方針を示した。

「リニアを京都に通すようダメもとでもいいからJR東海に言ってみるか」てな感じで始まった委員会かと思っていたんですが、なかなか動きが出てきましたね。
よくわからないのは須田さんの行動です。
どうしてこの委員会に参加することにしたんでしょうか。
この委員会の目的がリニアを京都に通すという結論を出すことにあるのは明白です。「検討してみた結果、京都に通すことは適当でないと判断した」というようなことはありえません。京都の身内で固めた結論ありきの委員会です。
京都出身だとはいえ、その委員会に須田さんはJR東海を代表する形で単身乗り込んできました。
その目的ははたしてなんだったのでしょうか。
JR東海の立場を説明して他の委員に理解を求めるということはあるでしょう。しかし、結論ありきの委員会なのだから他の委員をいくら説得したところで委員会として「リニア京都停車」という結論が変わるわけはないのです。
委員会として結論が出た場合、須田さんはその結論と相容れないわけですから、当然委員に名を連ねているわけにはいきません。この日の会合でご本人が発言されているとおり、当然辞任以外の選択肢はありえないでしょう。
そうなると、辞任は織り込み済みで、それだけJR東海の意思は固いということを京都サイドに見せるために委員会に参加してきたのかな、という気もします。
もしかして京都サイドも須田さんの辞任は織り込み済みで、「とりあえず論議を巻き起こしたからそれでよしとしよう」「これだけ努力したんだから京都停車を主張する人たちもこれ以上うるさく言わないよな」てな感じなのかもしれません。
「こういう筋書きにしておきますから」と言って、委員会が須田さんに委員就任を要請してたとしたら、それはそれですごいような気もします。わかりませんが。
まあ須田さんも含めて京都人のやることだから、アリかもしれませんね。
過去エントリー
祝 中川先生ご復活 リニア検討委「無視しないよう、問題提起したい」 リニア新幹線リニアを停めて 京都経済同友会提言