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まずは成功 「京の七夕」

まずは成功だとのことです。さすがに大成功と言うのは気が引けるのかもしれません。

まずは成功、「京の七夕」70万人(8月20日、京都新聞)
8月6日から15日に京都市や京都府、京都仏教会、京都商工会議所などが市内で初開催したイベント「京の七夕」の実行委員会は19日、期間中、計70万3千人が来場したとの推計値を発表した。春の恒例イベント「花灯路」の初年度と同程度の来場者数となり、実行委事務局は「100万人という大目標はあったが、まずは成功。来年以降につなげたい」としている。
観光閑散期の新たな集客イベントとして、旧暦の七夕時期に合わせ、オール京都体制で企画した。
堀川会場(今出川通押小路通)は、堀川沿いに天の川を模した竹のトンネルやササ飾りなどを設置、二条城も夜間公開し、35万人が訪れた。周辺の晴明神社や白峯神宮西陣織会館などにも計4千人が訪れた。
鴨川会場(御池−四条)では10日、12日が天候の影響で中止となったものの、伝統工芸技術を生かした明かりを並べた「竹と灯(あか)りの散策路」に13万4千人、7、8日の鴨川納涼に前年より6万人多い21万人が参加するなど、計34万9千人が来場した。
一方、全国のローソンなどで販売した3枚1セットの「絵はがき短冊」は、想定していた1万部の倍以上となる2万2千部を販売。しかし、16日に五山送り火と清水寺のお火焚にくべるため「願い」を書いて事務局に返信された絵はがきは、8千枚にとどまった。

大目標は100万人とのことでした。ある程度達成可能な数字としてはじき出していたはずです。
一方、主催者の推計値70万3000人というのは、各種デモで主催者発表の数字が警察発表に比べて大幅に多いことでもわかるとおり、まあサバを読んだ数字でしょう。
しかも鴨川納涼の分についてはもともとあった行事に乗っかったものです。21万人マイナス6万人の15万人はもともとの鴨川納涼の人出ですから、本来、純粋な「京の七夕」の人出とはいえないのではないかと思います。この分をひくと今回の主催者発表は55万人ということになります。
「このぐらいならいけそうだろう」と思って設定した予想人出100万人に対し、サバを読んで数えた実際の人出が55万人だったということになります。半分にしかなりません。
なかなか厳しい数字だと受け止めなくてはならないのではないかと思います。マスコミ向けには「初年度としてはまずます」という評価になるのかと思いますが、来年度以降テコ入れが必要なのはまちがいないでしょう。そのあたりは実行委のみなさんがいちばんよくわかっていらっしゃるのかもしれません。
それと、来場者数はともかくとして、経済波及効果も知りたいところです。むしろこっちのほうが関係者的には気になるところではないでしょうか。
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