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脱力と諦観でつづるおっさんの日常

そこまでやるか 京大全寮制大学院

世間の反応は「自由な気風で知られる京大がそこまでするか」ってことなんでしょうね。

京大、全寮制の大学院新設へ 5年一貫でリーダー育成(12月27日、朝日新聞)
専門性と幅広い教養を備えた次世代リーダーの育成を目指し、京都大は全寮制で5年一貫教育の「学寮型大学院」を新設する方針を固めた。2012年4月のスタートを目指し、国際競争力強化と人材育成を目指す文部科学省の資金支援制度「リーディング大学院」に応募する予定だ。
教員は京大のほか、企業や官公庁から招く。授業はすべて英語で行う。定員は1学年16〜20人で、京都大の吉田キャンパス周辺に寮を設ける。1人当たり年間約300万円の奨学金を与えるという。

京大の特徴のひとつは東京から離れていることにあります。それが自由な気風につながり、ノーベル賞受賞者輩出など独創的な学問を生んだ、ということになっています。
記事には次世代リーダー育成とあります。よくわかりませんが、学究というより政治経済の実務家養成に重点を置いているということでしょう。
その実務家養成という点で東京から離れているということがプラスになるのか、マイナスになるのかというのがポイントではないかと考えます。
政治経済の中心地との距離のとりかたという点でいえば、おそらくロンドンに対するオックスブリッジのようなイメージを京大関係者はもっているのかもしれません。もちろんプラスのイメージです。
ただ、実務家養成ということだと、政治経済の中心にあって生の情報が入ってきたほうが学ぶ側にとってもプラスになるような気もします。就職活動なんかも有利でしょうし。そう考えると、仮に東大も同様の施設を作ったとしたらやはり東京にあるという理由から東大のほうに人気が集まるような感じもします。京大からするとマイナスということになってしまいます。
この辺の距離感のファクターが既存の学部・大学院に比べて大きいかなと。成否のカギを握りそうです。
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