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とりあえず観光振興 京都マラソンに外国人枠

以下、3月1日日経の要約です。

京都市が2012年3月に初めて開催する「京都マラソン」で、参加者1万5000人の3分の1にあたる5000人程度の外国人枠を設けることが28日、わかった。団体・個人とも日本人とは別枠で参加を申し込めるようにする計画。ハワイ・ホノルルマラソンのように海外から多くのランナーを受け入れ、観光振興に役立てる狙いだ。
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京都市は外国人枠の設定に伴い「海外ランナーだけでなく、その家族や友人にも京都を訪問してもらえる」と判断。
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大会開催による観光関連産業への経済波及効果は13億円弱と試算している。

どうも「海外から来るランナーのほうが国内のランナーより経済波及効果が大きい」との判断のようです。海外からのほうがひとりで来るよりも応援の家族など大人数で来るだろう、もしくは宿泊日数も多くなるだろう、そうすれば地元にたくさんのお金が落ちる、ということではないかと思います。
まあ宿泊日数が多くなるのはたしかだろうと思います。家族で来るというのも日本人が参加するホノルル・マラソンなどをみていると「そうなのかな」という感じもします。
ただ、枠が5000人というのはどうなんでしょうね。初回からそんなに来るかなあ、という感じですが。
やっぱり在日外国人の人たちも外国人枠ということになるのでしょうか。京都市のねらいからいって在日外国人の方々は国内ランナーと同じようなものかと思うのですが、そのあたり京都市はどう考えているんでしょうね。
どうせなら「仮装枠」とか「大人数で来る人優先枠」とか「各国対抗沿道応援合戦枠」とかもっと観光に特化してみてもおもしろいかもしれませんね。「大会期間中100万円以上地元に落とす枠」や「祇園お茶屋体験オプショナルツアー」なんかもイケるかも。
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