ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

DVD

DVDが普及しはじめたころのことです。10数年前ぐらいかな。わが家でもDVDレコーダーを買いました。

テレビももちろん録画しましたが、主な目的は録りためたVHSビデオをDVD化することでした。音楽や映画、ドキュメンタリーなど段ボールに何箱もありました。

「こうやってデジタル化すれば今後、半永久的に楽しめる」と期待に胸をふくらませていそいそとダビングに励みました。

ライブラリーにダビングを終えたDVDが次々と並んでいくのを見てひそかな充実感を持ったものでした。

そして一通りダビングを終えました。その後、何年かたって「あれっ?」と思うことがいくつかありました。

1 ダビングしたDVDのうち、たしかにいくつかはいまでも見ます。そういう意味ではDVD化の効果はありました。しかし、ダビングはしたものの、2度と見ないものが大半です。

2 DVDが劣化して見られなくなってしまったものがあります。DVD-RWなど記録方式によっては互換性がなく、パソコンで見られないものもあります。

3 技術の進歩によってハードディスクが飛躍的に安価になりました。今ならハードディスクに全部ぶっ込んだほうが安上がりだし、手間もかからないかなあと思います。

4 ダビングしていたときはそれなりにお宝映像だと思っていたのですが、その後、YouTubeなどの登場でいまではネット上で閲覧できるプログラムも多いです。ダビングしていたころももちろんインターネットはありましたが、こんなにネット環境がよくなって動画が普及するとは思ってもみませんでした。

ビデオをダビングしたのと似たようなことがわたしにはさらにあります。ひとつは録りためたカセットテープです。これもできたらデジタル化したい。

もうひとつは子どもの小さいころを録ったハンディカムのテープです。死んだ親父なんかも映ってます。貴重といえばそうなんですが、どうしようかなあ。