ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

天才バカボン

小さい頃、体が弱かったので医者によくかかりました。風邪ひいたりとか、扁桃腺を腫らしたりとかです。

子どもだから医者にひとりで行けるわけもないので、母親が付き添ってくれました。

待合室に行くと、私と同じような子どもがたくさんいました。ということは順番がなかなか回ってこないということです。熱っぽくてしんどいわけですが、がまんして待つほかありません。

そんなときにわたしは母親におねだりをしました。「天才バカボンが読みたい」と。

ふだんは漫画なんかはあんまり買ってもらえない家庭だったのですが、病気のときだけは特別だったのでしょう。母親が近所の本屋で単行本を買ってきてくれるのでした。

天才バカボンの連載開始から今年で50年らしいですね。ということはわたしが本を買ってもらっていたころというのは出始めのころだったのでしょう。連載のほかにアニメ版も放映されていたと思います。

わたしは50代半ば、母親も80代になりました。月日のたつのは早いなあと思い返しています。