ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

雪おろし

北陸で大雪が続いてますね。お見舞い申し上げます。

わたしが住んでいる地域も昔ほどではないですが、毎年、雪が積もります。いまも田畑には雪が残っています。

ニュースで昭和56年の大雪「56豪雪」のことに触れて「それ以来の大雪」などと言ってましたが、そのころの記憶が蘇りました。

そのころ私は大学受験を控えていて、高校はもう事実上休みで、毎日、家で勉強していました。

外ではずっと雪が降り続いていました。外出するわけでもないので、べつに雪が降り積もってもとくに問題はなかったのです。

2月のある日のことでした。たぶん積雪は1メートル近くになっていて、母親が「屋根の雪おろしをしないと家がこわれてしまう」と言い出しました。

自宅はそのころでたぶん築70年くらいの木造で、たしかにあぶない状態でした。父親は昼間は勤めに行っていませんから、家にいる母親とわたしで雪おろしをすることになったのです。

さすがにいちばん上の屋根にあがるのは危ないので、せめてひさしの部分を少しでもおろそうということになりました。

ほんとうは勉強したかったし、母親も息子に勉強させたかったでしょうが、背に腹はかえられません。

いまから考えると、どうやって雪をおろしたのかと思います。いちおう屋根には出たんだろうと思います。そうしないとおろせないですから。

雪も降り積もるとすごく重いんですよね。スコップでおろすのもたいへんだったと思います。

大雪のニュース映像をみていて、30数年前のことを思い出しました。あの大変さは体験した者でないとわからないでしょう。

早く雪がやむといいですね。