ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

固定資産税

自宅周辺を含めて先祖伝来の土地が多少あります。

田舎は田舎なんですが、いちおう市街化区域にかかっているため、固定資産税や都市計画税がそれなりにかかります。

土地は立派な資産です。一昔前なら土地を持っていれば「資産家」と呼ばれました。右肩上がりの時代なら将来の値上がりを見越すことも意味があったでしょう。

でも今後は人口減少の時代です。土地は増えたり減ったりしませんが、人口が減るということは、土地を必要とする人間が減るということを意味するわけで、土地の需要が今後減っていくことは明らかです。当然、地価は下落していくでしょう。

ということは、これから土地を保有していくというのはかなりリスキーなことなのではないかと考えます。有効利用できて税金を上回る利益が見込めるのならいいですが、今後、地価が下がっていくどころか、売りたいと思ったときにはもう需要がなくなって、売れないという事態にならないともかぎりません。

当然、国内の不動産業は厳しくなっていくでしょう。

「土地持ち」というと資産家の代名詞みたいな響きも一時はありましたが、今後は土地持ち貧乏てなことになりかねないのでは。

戦後の農地解放は半ば強制的に政策として行われました。それから70数年、放っておいても解放が進むといった事態になりかねなくなってきました。

これからすこし脱線します。

土地の次は金融資産も保有税がかかるようになるのではないでしょうか。現在でも金利には課税されますが、一歩進めてお金も土地と同じように持ってるだけで税金がかかるようになるのではないかと思います。