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脱力と諦観でつづるおっさんの日常

やっぱり北海道に勝てない 地域ブランド調査

昨年も取り上げた地域ブランド調査ですが、今年も京都市は3位でした。

全国一魅力的な街は函館市 京都市は3位
全国で最も魅力的な街は北海道の函館市―。民間シンクタンク「ブランド総合研究所」(東京)が10日発表した地域の魅力度調査で、函館市が初めてトップになった。3年連続1位だった札幌市は2位だった。
調査は今年で4回目。全国の20〜60歳代約3万2千人にインターネットを通じてアンケートを実施。全国の783市と東京23区、地域ブランドへの取り組みに意欲的な約200町村を加えた1000の自治体への評価を点数化して集計した。
トップ10には小樽市富良野市もランクインし、北海道の自治体が四つを占めた。3位は京都市、4位は横浜市の順。町では長野県軽井沢町が10位、鹿児島県屋久島町が11位に入った。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009091000067&genre=K1&area=Z10

昨年の当ブログの記事はこちら。
(過去エントリー)
札幌に勝てない 地域ブランド調査

昨年と同じような結果であり、私の言いたいことも昨年と同じです。同じようなことをまた書きます。要するに函館や札幌と京都の差というのは食べ物なのではないか。京都も北海道に並んでいくためには名物となる食べ物をもっと開発していくべきではないかということです。
ブランド総合研究所のリリースにもそれを裏付けるような記述があります。

今回トップになった函館市は、一昨年の4位、昨年の2位から順位を上げて初めての1位となった。函館市が「魅力的」という回答は85.1%もあり、逆に「魅力的でない」と回答したのは1.4%にとどまる。函館市が魅力度以外の指標で全国1位となったのは「イメージ想起率」で、回答者の91.8%が函館市に対して何らかのイメージを有しており、中でも「観光・レジャーのまち」としてのイメージ想起が高い(全国1位、83.7%)。「魅力度」と「市区町村のイメージ」各項目との相関関係を見たとき、「観光・レジャーのまち」が最も強い相関を示しており、函館市は本項目の比率が過去3年上がってきている。また、地域資源評価においては「食事がおいしい」「買いたい土産や地域産品がある」という項目において1位となっている。http://www.tiiki.jp/news/org_news/13survey/2009_09_10tiikibrandsurbey2009.html

普通に考えて北海道に対抗できるような食べ物というのは京都に見当たらないですよね。それをなんとかつくり出したい。
そこで、新たな名物となるような食べ物を京都から世に送り出す方策のひとつとして私はB級グルメの発掘・開発はどうかと考えています。
(過去エントリー)
「京都×B級グルメ」大作戦
京都の観光振興を考える上で重要なのは、若者をがっちりと捕まえてリピーターにしていくことだと考えています。その意味で修学旅行は非常に大切だと考えているのですが、同時に若者向けに観光の目玉を安価で提供できることも求められているのではないかと思います。
京都の食といえば和食の代表ともいえる京料理が有名です。しかし、いかんせん価格的に若者にとっては敷居が高い。ですから、安価なB級グルメの流行をつくってそれをテコに若者の観光客を集めて観光のブランドイメージを高めていけばいいのではないか、と考えるわけです。

まあ「これ以上、ブランドイメージを高める必要はない」との意見もありましょう。そうなると、これ以上話は進まないわけなんですが。