ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

日本家屋には物が置けないと思う件

さいきん古い日本家屋に住むようになりました。
家の中はほとんどが畳の間です。間仕切りは障子やふすましかありません。
あまりにもシンプルな造りで、押入れもないのです。モノを収納するところがないのです。
収納がないといっても、もちろん、どうしても置きたければ畳の上に置いたらいいわけです。たとえば茶箪笥なんかを置いたらいいのでしょうが、あんまり畳の上になんでもかんでも置きすぎると部屋がゴテゴテしてしまいます。なんかカッコ悪いし、居心地がよくないのです。
欧米の家をみていると部屋の中に家族の写真を飾ったりしてとにかくモノが多いような気がします。
こういうのは日本家屋はなんか似合わないんですよね。茶室とかを思いうかべていただければいいかと思います。
おそらく日本家屋は部屋にたくさんモノを置く造りになっていないんですね。
というか、置かなければならないようなモノが昔はあんまりなかったんだと思います。テレビなんてものも置くようになってたかだか4〜50年ですし。
さいきん「モノを持たない生活」ってのが脚光を浴びているようです。シンプルライフということでしょうか。
私もなるべく家の中のモノを減らしたい。そして日本家屋で快適に暮らしたい。
とはいえ、まあ、全部捨てるのもなんでしょうし、せいぜい物置を別につくって入れるぐらいかなあ。テレビぐらいないと子供も納得しないだろうし。
日本家屋に住むとだんだん質素な暮らしを志向するようになる。すくなくとも私はそんな感じです。