ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

サラリーマン

わたしの自宅の割と近くに赴任していた大学時代の友達が4月に東京にもどりました。

年があけてから「異動がありそう」とのことでわたしも気にしていました。3月の初めに内示があると聞いていたので、メールをしたのですが、ながく返事がありませんでした。もういちどメールをするとほどなく返事がきました。

友達は役員に一歩手前の管理職だったのですが、管理職を解かれて東京にもどるとのことで、メールを読むだけでも落胆した様子が受け取れました。給料も大幅に下がり、定年までの数年は平社員として過ごすことになる、とありました。

「サラリーマンとして人生終わった」みたいなことが書いてあり、わたしはどうやってこたえたらいいかわかりませんでした。励ますのもなんか違うような気がしたし、「また会おう」とぐらいしか返事できませんでした。

わたしも出世してるとは決して言えませんが、役職を外されて給料が大幅にダウンするというような経験はいまのところありません。そうなったらどうするんだろうなと想像してみると、やっぱりたいへんなことだとサラリーマンのひとりとして思います。そんな状況になったとき、周囲からどう声をかけられたいかというと、あんまり触れてほしくないのかもしれません。

「送別会をやろう」とメールしておいたのですが、結局、実現しませんでした。友達も胸の内を語りたくなかったのかもしれません。

進学とか就職もあるけど、春は残酷な季節でもあるんだと胸が痛みました。