ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

昼呑み

前回の「牛逃走」で牛を飼っていた叔父の法事が先日ありました。

うちのあたりの法事は午前中に勤行を済ませて、昼からは「なおらい」になります。昔は家で仕出しをとってすることが多かったのですが、さいきんは料理店に出向くこともあります。

なおらいというけど、要するに会食で昼から酒を飲むわけです。法事の出席者は平日はまあ働いているので、法事は土日にやるのがほとんどです。休みだからふだんでもまあ昼から酒を飲んでも誰にもとがめられないわけですが、ふつうは自宅にいたりしたら家族の目もあるわけで、あんまりおおっぴらに昼から呑むというのはあんまりないんじゃないかと思います。

そのあんまりないことがおおっぴらにできるのが法事のなおらいの醍醐味といって差し支えないでしょう。

わたしも昼からしこたま呑みました。べろべろになって夕方に帰ってくるわけですが、法事に出席するという「公務」をこなしてきた立場ですから、家族も「ご苦労さまです」といった感じで迎えてくれます。

その後はひたすら寝ます。いちど起きて夕飯を食べることもありますが、さすがにもう晩酌をしたいとはあんまり思いませんねえ。

こういった感じで貴重な休みがまる1日つぶれてしまうわけですが、こればかりは仕方がありません。せめて昼酒を楽しんでうさを晴らすわけです。