ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

橋下さん、堪忍して

ストレートにけなしているわけではないけれど、じんわりきいてくる悪口ってありますよね。
ソースはこれ↓
http://news.livedoor.com/article/detail/3485454/
朝日放送に出演した橋下新知事はマスコミの記者クラブ制度に関して以下のように発言したそうです。

さらに、堀江アナウンサーは、記者クラブのオープン化についての橋下氏の考えを問うた。橋下氏は、「記者クラブ制は、維持します。大阪で記者クラブをオープンにしたら、いろんな記者が来る可能性がある。選挙までは、記者クラブのオープンについて、あまり考えたことはなかったが、このたび、記者クラブで会見させていただいたりして、記者クラブの既得権は必要だと感じた」などと話した。

橋下氏は自己保身で言ってるようにも聞こえるけど、これはマスコミにとってきつい一言ですよね。
記者クラブは必要」と一応肯定してるんですが、間に「既得権」という言葉が入っているのがポイントでしょうね。この一言で意味はまったく反対になってしまいます。新知事の真意が肯定にあるとはとても思えない。
でも文字面では肯定してるからマスコミは反論しようがない。一種のほめ殺しとでも言いましょうか。マスコミで活躍してその内情をよく知る橋下氏ならではの発言と思いました。タレント出身の東国原宮崎県知事がマスコミと対立して物議をかもした前例に学習した結果でしょうか。
橋下氏は今後もこういった物言いやスタンスでマスコミとの距離感を保っていくのでしょうか。橋下氏のような社会的地位を得た人物にこういう物言いをされ続けると、マスコミもいろいろな意味でしんどいかもしれません。「堪忍して」というところかも。手ごわい相手が出現してきたということになるのかな。いずれはもしかしたら交錯する事態もあるのかなと考えます。
橋下氏のマスコミに対する姿勢に関しては、今後も注目していきたいと思います。