ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

滋賀に大敗?

今年も東洋経済の「全都市・住みよさランキング」が出ています。
http://www.toyokeizai.net/business/regional_economy/detail/AC/5fc0b0a54283f0d6a9276c7f43fdc7b9/
同ランキングは、安心度、利便度、快適度、富裕度、住居水準充実度の5つの観点から16の社会経済指標をもとに算出しているんだそうです。
安心度:病床数、介護老人福祉・保健施設定員(対65歳以上人口)、出生数(出産年齢女性人口当たり)
利便度:小売業販売額、大型店店舗面積、金融機関数
快適度:公共下水道等普及率、都市公園面積、転入・転出人口比率、新設住宅着工戸数(世帯当たり)
富裕度:財政力指数、地方税収入、課税対象所得額(納税義務者1人当たり)
住居水準充実度:住宅の平均延べ床面積、持ち家世帯比率、住宅地平均地価−の各指標です。
東洋経済では、以下のように分析しています。

地方圏の上位都市は、医療・福祉など安心や商業集積など利便性、住居水準の面での好ポジションがめだつのに対し、大都市圏の都市では、財政力や所得水準といった富裕度や都市基盤整備での高順位が総合順位を引き上げる傾向がみられる。

滋賀県内の都市が栗東(6位=以下順位)、守山(14)、長浜(20)、草津(30)、彦根(38)、近江八幡(48)と全国上位50位に軒並み顔を出しているのに比べ、京都府内の都市はひとつもランクインしていません(まあワースト50にもはいってないですが)。
この違いはどのあたりからくるのでしょうか。滋賀県内のランクイン都市のうち長浜、彦根を除く4市は京都市の通勤圏(長浜、彦根も通勤できなくはないですが)です。同じ通勤圏にある府内の宇治、長岡京亀岡あたりといったいどのあたりが違うのでしょう。
たとえば病床数は、京都市内に集中しているため、府下の都市は少なめになるかと思いますが、これだけではないでしょう。財政力も関係しているんでしょうか。法人税収入のあたりかなあ。
指標をみていると、適度に「田舎」なほうが有利な感じがします。「滋賀は田舎で、京都は都会だからだ」といわれればそうなんでしょう。ただ、では亀岡あたりはどうなんだろう、という気がしないではありません。
このランキングには異論も多く(東洋経済も多少予防線をはっています)、絶対的な尺度というわけではないのですが、これだけ差が出るとちょっとなんだかなあ、という感じです。引き続いて考察していきたいと思っています。