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脱力と諦観でつづるおっさんの日常

キターッ 京都市庁舎整備懇談会

きのう書いた京都市庁舎整備懇談会が27日、開かれ、なかなかおもしろいことになっているようです。多少引用します。

「現在地」案に異論続出 老朽化した京都市役所の整備方針に(1月28日、京都新聞)
老朽化している京都市役所庁舎の整備方針を検討する懇談会が27日、上京区内で開かれ、市が示した事実上の「現在地整備」案に異論が相次いだ。南部地域への移転を主張する経済界代表委員が激しく反発し、財政難のなか200億円を超える事業費に対して実現性を疑問視する声が出るなど議論が紛糾した。
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この案に、渡部隆夫京都経済同友会前代表幹事が猛反発。同友会は以前から市南部の高度集積地区への移転を訴えており、「移転の方が安価だ。現在地ありきの案は(高度集積地区の振興を目指す)市の計画と矛盾している」と主張した。
また、「(新庁舎の)高さ規制の緩和を考える」との表記を複数の委員が批判した。07年9月に導入した新景観政策を踏まえ、「市は率先して規制を守るべきではないのか」「スペース不足といって特別扱いするのか」など異論が出た。
市は庁舎整備に備えて1990年から基金を積み立て、一時、残高は100億円を超えたが、財政難による一般会計への貸し出しで、3億円(昨年9月末)しか残っていない。案では170億〜250億円の事業費を示したが、市民公募委員が「お金がない中、主婦感覚からすれば、安価な耐震補強でいい」との提案もあった。

事務局の職員は上司から「なにやってんだ。事態を収拾しろ」とか怒鳴られているんだろうな。ごくろうさまです。
それにしても京都市の審議会はいろいろ市民に話題を提供してくれますね。市民目線といいながら素人(もちろん有識者もいらっしゃいます)を操って市当局に都合がいい結論を導いていく京都市の審議会行政が行き詰っているということなんじゃないかと思います。
この懇談会については過去の議事録も含めてあらためて言及したいと思います。みなさんもぜひ議事録を京都市HPでお読みください。記事でもある委員が言っていますが、緊急の耐震補強は必要だと思うけど、それを行うだけならわざわざ審議会をつくる必要はそもそもなかったのではないかと思います。
【過去エントリー】
御池ゼストに京都市新庁舎を京都市の審議会を10倍楽しむ方法前代未聞 京都市交通局に退場勧告