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勝負あった? リニア京都停車

リニア中央新幹線:「直線」で決着へ 建設費最少で優位(10月14日、毎日新聞)
JR東海が計画するリニア中央新幹線(東京−大阪)について、整備のあり方を検討していた交通政策審議会中央新幹線小委員会(国土交通相の諮問機関)は13日、候補の3ルートのうちほぼ直線の「南アルプスルート」が費用対効果などの面で「優位」とする試算を盛り込んだ報告書をまとめる方針を固めた。報告書は20日にも開く小委員会で公表される予定。これを受けて、ルートは「直線」で決着する見通しとなり、リニア構想が実用化に向けて前進する。
学識者らで構成する同審議会は年内にも中間報告をまとめ、来春にも事実上のルート選定となる答申を行う方針。
JR東海の計画では、東京−名古屋を2027年度、東京−大阪を45年度に開業。JR東海はルートの候補として、南アルプスをトンネルで貫く「南アルプスルート」のほか、南アルプスを北に迂回(うかい)する「伊那谷(いなだに)ルート」、さらに遠回りする「木曽谷(きそだに)ルート」の3案を提示し、同審議会は今年3月から各ルートの利便性や経済波及効果などについて検討してきた。

リニア中央新幹線計画で難題だった長野県内のルート問題が決着する方向のようです。
記事には「来春にも事実上のルート選定となる答申を行う方針」とありますが、これは東京−大阪間での話なのでしょうか。それとも東京−名古屋間の話なのでしょうか。
記事の雰囲気からすると、東京−大阪間の話のような気がします。
東京−大阪間だとすると、リニアの京都停車問題というのはどういう位置づけになってくるのでしょうか。
京都府や京都市は停車を求めていますが、そもそも問題の所在がJR東海や国に認知されていないということなんじゃないかという気がします。それか、認知されていてもまともに取り合ってもらっていないということでしょう。
なんで取り合ってもらえないのか。それは、長野のように騒がなかったからでしょう。言い出した時期も遅かったし。
京都府や京都市としてはそんなことは百も承知なのでしょう。むしろ「来春のルート選定までに一応主張しておきます」ということなのかもしれませんね。そもそもそれほど本気で「京都停車」に取り組んでいたのではないということかもしれません。
ただ、名古屋−大阪間は開業が35年も先の話なので、その間にどう転んでいくかわからない部分もあるかもしれません。そのへんはなんともいえません。
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