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やっぱり辞めた リニア検討委

あまりにも予想通りの展開で。

JR東海相談役がリニア検討委辞任 京都駅誘致に反発(11月26日、京都新聞)
リニア中央新幹線の京都誘致を目指す京都府の検討委員会メンバーだったJR東海の須田寛相談役が委員を辞任したことが26日、明らかになった。現行計画の奈良市付近から京都駅へのルート変更を求める委員会の議論に反発したためとみられ、府は「誘致活動にJR東海側の意向を反映したかっただけに残念だ」としている。
京都市下京区でこの日に開かれた第3回会合で、府が明らかにした。須田氏から「リニアのルートについて、JR東海相談役として発言することが一部で誤解を招いている」と委員辞任の申し出があったという。
須田氏はJR東海の初代社長を務めたほか、京都市出身でもあり委員に招請された。しかし、過去2回の会合で、他の委員から京都駅へのルート変更を望む意見が相次いだことに、「今から京都ルートを調査するのは現実的でない」「プロジェクトの足を引っ張るなら辞任しても構わない」と反発していた。
辞任について、府交通政策課は「誘致活動自体に大きな支障はない。須田氏とは良好な関係を維持したいため、府の交通政策や観光政策にアドバイスする参与に就任いただく予定だ」としている。

京都府がいう「誘致活動にJR東海側の意向を反映したかった」とはどういう意味なのでしょうか。JRは京都にリニアを通さない前提で計画を進めていたはずなのに。
須田氏を委員にして抱きこむという意図だったのでしょうか。須田氏もわかってて委員として出席していたのでしょうか。この辺は過去エントリーでさんざん書いています。
「誘致活動自体に大きな支障はない」というのもあまりに能天気。誘致自体がもともと無理なんじゃないでしょうか。
極めつけは「須田氏とは良好な関係を維持したいため、府の交通政策や観光政策にアドバイスする参与に就任いただく予定だ」のくだりです。京都府にはあんまりこたえてないということなんでしょう。
今回の一連の事象にはすごいウラがあるように思えてしかたないです。普通に考えたら、須田氏が委員になることからしておかしいですから。
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