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ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

セグメント化が必要 「恋する京都ウィークス」

門川市長いわく「京都市の宿泊客の半分は首都圏から来ている」(12月16日、日経)というわけで、もともと首都圏の人口が多いのを差し引いたとしても関東人の京都人気が高いのはやはり確かなようです。そういう意味ではしごく当然なキャンペーンです。

「産学官」連携し、東京で京PR 2月に集中イベント(12月20日、京都新聞)
京都市や京都にゆかりのある58の企業、大学が協力し、京都の観光文化を東京都内で発信する「京あるきin東京2011 恋する京都ウイークス」を来年2月8日から22日まで開く。老舗料亭の特別メニューや京都限定販売の和菓子提供のほか、大学の特別講座など「産学官」の取り組みで観光客を呼び込む。
東京での「京都PR」は市や京都商工会議所、観光協会などが別々に開催してきた。しかし、時期がばらばらで発信力に欠けていたため、各団体のイベントを集中開催し、京都関係の企業、大学に協力を求め、効果的にPRを図る。

京都市の資料は以下。
http://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000092728.html
イベントの内容をみると京都の魅力がまんべんなく紹介されており、それはそれでいいと思います。ただ、まんべんないということは言い換えれば総花的であり、訴求力に欠けるといえなくもありません。
私が個人的に思うのは、総花的にやるのも必要ですが、もっとセグメント化というかターゲットを絞ってアピールできないかということです。これは今回のイベントのみならず、京都の観光宣伝戦略全般にいえるのではないかと思っています。
では、どうセグメント化していくか。要は「この人に京都に来てほしい」といったふうに、訴える対象者の顔を思い浮かべたうえで宣伝なりイベントをやっていく必要があるということなのではないかと思うわけです。
たとえば訴える対象が男性か女性かといえば圧倒的に女性なのではないかと。
その中でも、最近は卒業旅行で海外に出る学生が少ないといいますし、女子大生、短大生のグループ旅行なんかはひとつのねらい目かもしれません。これ以上になると私、正直詳しくないのですが、パワースポットめぐりとか女子会宴会とかになるんですかね。
もうちょっと年上の30代独身OLひとり旅なんてのもあるかもしれません。ある程度可処分所得がありますから、着付けや茶道など伝統文化体験、自己啓発にお金を使いそうです。宿泊もホテルよりはちょっと高級な老舗旅館というところなのかな。良縁祈願で寺社も行きそうです。占いなんかも興味がありそう。
中高年のグループ旅行というのもアリなのでは。これは食べ物ですかね。お茶屋遊びをしてみたいという主婦もいるかも。子供の良縁祈願というのもあるかもしれません。
女性ばかりではありません。頭に浮かぶ男性もいます。中年でそこそこ金を持っていて、それにものをいわせ京都旅行を口実に若い女性と仲良くできないかと考えている人たちです。こうなるとキーワードは一言、「高級」でしょう。料亭、旅館、リムジン使用というのもあったりして。
こういうセグメント化はおそらく旅行会社は以前からかなり細かく考えているような気がします。逆に行政からすれば「そこまでは行政の考えることじゃない」って話なのかもしれませんが。
記事に「発信力に欠けていた」とありますが、そもそも誰に発信しているかを意識してないと届くべき情報も届かないということなのかなと思います。とりあえず今回は「オール京都」で取り組んだ、という点で一歩前進なのかもしれません。