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案外焦ってるのか? 奈良 リニア誘致

産経新聞もとんだとばっちりですが、わたしが言いたいのはそういうことではありません。

リニア中央新幹線の中間駅候補地である奈良県の総務部長(42)が、役職を明示したインターネットの交流サイト「フェイスブック」で産経新聞の記事を批判し「抗議しましょう。不買運動もしましょう」と県民に呼び掛けていたことが14日、分かった。
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部長は、リニア中間駅を京都に誘致する活動について報じた産経新聞の記事を取り上げ「この対等の書きぶり、産経に抗議しましょう。不買運動もしましょう」と呼びかけた。(2月15日、京都新聞)

年齢をみてわかるとおり、この部長は総務省から県に出向してるキャリアなんですが、総務省はネットとか通信も所管なわけですし、もうちょっとネットとかSNSを理解して使っていただきたいな、と。
それはさておき、わたしが言いたいのは以下です。
リニア中間駅誘致についてはたびたび本欄で取り上げているわけですが、JRも奈良付近を通すといっており、勝負あったという状態の中で、京都が遅まきながら「うちに停めて」とほとんど無茶を言っているわけです。
奈良県は本来、高みの見物をしていればいいはずです。なのにキャリアがこんなヒステリックな反応をするというのはどう理解すればいいのでしょうか。
ひとつは私が考えている以上に京都への誘致というのは目があると理解すべきということなのでしょうか。どうもそうは思えないのですが。
もう一点は、この部長は寝た子を起こして格好の話題づくりをしてしまったなということです。敵に塩を送ってしまいました。これで京都誘致の実現可能性が0.01%から0.02%に上がったかもしれません。
実はこの部長は京都誘致を実現させたくてわざと炎上を狙ったのかも。いま流行のステマの一種かな。京都府知事は総務省出身で、先輩ですしね。ようわからんな。
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