ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

半ズボン事件(笑)

夏といえばプールですね。子どものころ、夏休みも小学校のプールが開放されていて、よくいきました。

忘れもしない小1の夏、プール開放にいったときのことです。さんざん泳いだあと(正確にいうとそのころはまだ泳げませんでしたが)、着替えて帰宅する時間になりました。

なぜか私の半ズボンが見当たらないのです。探してもありません。誰かが間違えてはいて帰ってしまったのか。小学校に入ったばかりの年齢ですから、半べそ状態です。

それでも、ずっと学校にいるわけにもいかないし、自宅に帰らねばなりません。パンツ姿で(笑)

ふびんに思ったのでしょう、同じ方向に帰る近所の上級生たちがひとつの提案をしてくれました。

わたしがはずかしくないようにみんなの水泳バッグでわたしのパンツ姿を隠すという作戦です。

上級生たちはわたしを取り囲むようにして歩き、わたしの腰のあたりを水泳バッグで覆ってくれました。

それはそれで傍目からは変に見えたかもしれませんが、上級生の心遣いがうれしかったのをおぼえています。

いまから考えれば、小1の男児がパンツ姿で歩いていても大人はそんなに気にとめないかなあ、とも思いますが。やっぱ、気にとめるかな。