ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

ちりめん山椒

自宅でとれた山椒の実を使って「ちりめん山椒」をつくりました。

小さいころから自宅には山椒の木がありましたが、自分でつくったのははじめてです。昨年、山椒の実を知り合いにあげたらたいへんよろこばれました。知り合いはそれを使っておいしいちりめん山椒をつくり、送ってくれました。じゃあ、今年は自分もつくってみようか、となったわけです。

ちなみにちりめん山椒というのはちりめんじゃこと山椒の実をしょうゆや酒などで炊いたつくだ煮です。京都のみやげもの屋なんかによく売ってますね。

山椒の実の下ごしらえがけっこう大変です。実についたこまかい軸をひとつずつ取り外していきます。粒が小さいから根気がいりますね。

ゆでたあと水にさらしてあくをとります。

あとは材料と調味料をあわせて水気をとばしていきます。調味料が目分量だったのでしょうゆが多くなってしまい、ちょっと塩辛くなったようにもおもいましたが、時間がたったらそんなに気にならなくなりました。ご飯にのせてもいいし、日本酒のあてなんかにもいいですよ。

わたしが小学生のころは山椒の木が今よりもっとたくさんあり、この時期は母親が収穫して市場に売りに出していました。けっこうな現金収入になったそうです。

 わたしも母親とともに自転車で山椒などの農作物を市場まで運んだ記憶があります。学校に行く前、朝5時ごろだったでしょうか。眠かったのをおぼえています。

むかしは山椒なんか見向きもしなかったのに、こうやって自宅にできる作物で季節の料理ができるのがぜいたくに感じられるようになりました。ああ、今夜の晩酌がたのしみです。