ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

そこまで言うか、NHK

裏番組が終わってから、さっとスタジオに登場したから、「理由はこれか」と思っていたんですが。
ワイドショーでも話題の橋下徹大阪府知事VSNHKです。日刊スポーツの記事がある程度、私の疑問に答えています。↓
http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20080210-319156.html
つまるところ、ポイントは2つあるように思います。
ひとつは、知事とNHKの約束がどうであったか、です。日刊スポーツの記事をみると、知事は「民放で裏番組に出られるわけがない」と話しています。そうしてみると、裏番組のやしきたかじんさんの番組(関西テレビ、録画)が先約であったような感じがします。
しかしこの番組には平松邦夫大阪市長も出ていました。平松市長はNHKにも出ていましたから、知事が言う原則を破ったことになります。毎日放送のアナウンサーだった平松氏が「民放で裏番組に出られるわけがない」ことは骨の髄までわかっていることでしょうから、だとすると平松氏の場合はNHKが先約で、たかじんさんの番組が後からきまったということなのかなと。民放だけど、あとから決まったから「同時出演になるけど、仕方ないでしょ」と関テレに断りを入れたのではないかと考えられます。
でも、以上のことはあくまで想像でしかありません。知事について言えば、民放のほうが先約だとしたら、民放の出演が決まっていたのに、無理にNHKが出演させようとしたことになります。そりゃ知事は怒るでしょう。でも、反対に、NHKへの出演が決まっていたのに、あとからたかじんさんの番組が入り、その上、その時間はNHKへの出演を見合わせたというのなら、NHKの女性アナウンサーじゃないけど、NHKは「遅刻だ」とのイヤミのひとつも言いたくなってしまいます。
2点目は、記事にあるように、NHKが自局への出演を「公務だ」といわんばかりにして知事に迫っていることです。公人として報道機関の取材に答えることに関しては半ば義務的だといっていいかもしれません。しかし、出向いて出演となると、果たして公務といえるのか。それならたかじんさんの番組への出演も公務にあたるのではないでしょうか。
ここからも想像ですが、平松市長の場合も、もし関テレが先に決まっていたのに、NHKの「公務」の論理でごり押しされて出演せざるをえなくなったのだとしたら、それこそNHKおそるべし、です。
真相はよくわからないからなんともいえませんが、ひとついえるのは、NHKが知事に公務として出演を迫ったようだということです。これだけでもNHKの体質の一端が垣間見えるような気がしてなりません。