ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

そこまでするか。総本家

前に関連↓
http://d.hatena.ne.jp/m160/20071216
で書いたので、その続編。
宮内庁も報道に対する反論のHPをもうけたという話です。
http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/houdou-taiou.html
なんといっても日本のお役所の総本家ですからね。
反論を眺めていると、たしかにこれは訂正しておかんとダメだろ、と思う報道(昭和天皇の訪中云々)もある半面、ここまで指摘しないとあかんかな、と疑問に思うところもあります。
これを見て思いついたことを以下やや散漫に。
ひとつは、皇族の方々が直接反論するわけにいかないから、宮内庁が代わりにやってるんだろうな、ということです。「よきにはからえ」と。でも、皇族の意向は確かめているはずです。事実関係もちゃんと宮内庁の役人が確かめているんじゃないか。役所だから皇族の決裁とかもあるんだろうな、と。
そう考えると、反論のページができたということは、反論がなかった報道に関しては、たとえ問題があったとしても事実上、是認したということになりはしないか、ということです。逆の意味での「お墨付き」ということですね。
その反対に、たとえ報道が事実だったとしても、事柄の性質上、ポーズとして反論しておかないと示しがつかないこともあるのではないかと。具体的にはいえませんけどね。
どちらにせよ、反論のページをもうけるというアクションを起こしたことで、宮内庁はいろいろ考えないといけないファクターが増えたといってよさそうです。
これまでは皇室報道に関して宮内庁はひたすら無視していて、それがある意味「菊のカーテン」でもあったわけなんですが、様子が違ってきたのかな、と思います。
宮内庁の役人にとって「負担増」になったとしても、ここは反論の場を設けておかねばならない。そういったある種の決意みたいなものは感じます。
「金持ちけんかせず」という時代でもないということですか。