ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

デジタル化を考える

5年近く前に以下のようなエントリーを書きました。

「私のデジタル化遍歴」

http://m160.hatenablog.com/entry/20090829/1251555879

以下のようなことはみなさんも体験があるのではないでしょうか。

10年以上前、DVDデッキを買ってVHSをせっせとダビングして棚にDVDが並んでいくのを見て悦に入ってました。ただ、もとのVHSは処分しきれず、いまも段ボール箱の山が残っています。苦労してお金もかけて(当時はDVDディスクがけっこう高かった)デジタル化したのはいいのですが、DVDは時間がなくてめったに見てません。

当時の私のデジタル化の意図は保存(たぶん将来、VHSデッキが生産中止になったら再生できなくなる)と省スペースにありました。しかしデジタル化したのはよかったですが、結果として費用対効果の点から大失敗でした。

ひとつはその後の技術の進展を考慮していませんでした。当時、ハードディスクは高価だったのでできませんでしたが、いまなら1枚ずつDVDにするよりも全部HDに入れたほうが話が早いでしょう。

ネットが発達してYoutubeなんてのも出てきました。へたに本棚をさがしているよりもネット検索してYoutubeで再生したほうが早いわけです。

現在はアナログ媒体というものがほぼなくなってしまいましたので、今後デジタル化する必要があるものは周囲に見当たらないという状況です。

10年前を思い返してみて、私のデジタル化というのはなんだったんだと思ってちょっと落ち込んでいます。

ハチ

「痛っ」。長男が突然、大きな声を出しました。何事かと思って見たら、大きなクマンバチが長男のズボンにとまっています。すでに刺されたみたいです。

ふだんのんびり屋の長男が「早くハチを捕まえて」とパニック状態になっています。

なんで家の中にクマンバチがいたか謎なのですが、そんなことを言っている場合ではありません。妻がビニール袋にハチを閉じ込め、外に出して処分しました。

長男は「痛い、痛い」と泣き顔です。私はクマンバチに刺されたことはないですが、それは痛いことでしょう。

妻とネットで応急処置法を探しました。妻は「救急車を呼んだほうがいいかも」とまで言っています。たしかにスズメバチに刺されて急性ショック死したりしますから。

ネットで見ると「毒を吸い出す」とありました。長男が刺されたのは右足の親指の付け根あたりでした。迷っているひまはありません。ちょっとタオルで足を拭いて刺されたところに口をつけました。

なんていうか、靴下くさい足のにおいに混じって、なんともいえない変な味のものが口にはいってきました。これがきっとハチの毒なんでしょう。強くかんだので、長男から「痛いやん」といわれてしまいました。

口にふくんだものはすぐはき出してなんどもうがいをしました。

あとは傷口を氷で冷やして安静にさせました。とくに気分が悪くなったりしなければ、まあ病院に行く必要はないようにネットには書いてありました。

子どもの足にかぶりつくと言うのは、なかなかできる体験ではないと思いました。まあ、ちょっとは父親らしいことができたかな。

長男は30分くらいすると、何事もなかったような顔をして遊びにいってしまいました。

すじ煮込み

また母親がやってくれました。

先日、私は牛すじの煮込みをつくりました。朝から支度して、なんどもゆでこぼしてアクやあぶらを取り、だしで煮込みました。夕方になってやっと食べられる状態に仕上がり、日本酒を飲みながら食べました。また、翌日食べようと思い、大半は残しておきました。

翌日、煮込みを楽しみに日本酒を買って帰りました。

帰宅すると、食卓になんか見慣れない里芋の煮物がありました。よくみると私が前日につくったすじ煮込みらしき肉が入っていました。よこで嫁がすまなさそうな顔をしています。

嫁が切り出しました。「ばあちゃん(母親)が間違えて煮込みを使って煮物にしてしまはったんよ」

これを聞いて頭がくらくらしました。次に怒りが猛烈にわきあがってきました。

母親に抗議しました。「なんで人のつくった料理を使ってしまうんや」

母親は言いました。「すじ肉がはんぺんのように見えたから...」

わたしはそれをきいてなんかなさけなくなってしまいました。わたしの煮込みは肉にこんにゃくやねぎがはいっており、どうみても料理の体裁になっているはずです。なんでそれを材料だと思ってしまうかなー?

「すじ肉がはんぺんのように見えた」というのも言い訳としてよくわかりません。仮にはんぺんだからといって、他人の料理を勝手に改ざんすることが許されるのでしょうか。

あげくのはてには「すじ肉がかたくて食べられなかった」とかいいやがって。

「子ども」のすることだからしかたないですが。

スピーチ

男女とも知り合いのカップルがこんど結婚する話を前に書きました。

http://m160.hatenablog.com/entry/2014/02/19/134111

披露宴がこんどあるんですが、スピーチをすることになりました。

仕事の関係でたまに人前で話すこともありますが、結婚式で話すのは初めてです。結婚式もいままで出席したのは会社の同期とか親類あたりで、今回のように新郎新婦の上司的な立場でスピーチするのは、はじめてです。たぶんこれっきりかもしれません。

というわけで、すごい緊張してます。ゆううつですらあります。粗相があったらどうしようとか、うまく話せなかったら新郎新婦に悪いなとかです。

ネットでスピーチの参考例とかをみてるんですが、「忌み言葉」とかも自分が考えていたよりいっぱいあるんですね。ここで書くと、当日に口走ってしまいそうなので、書きません。

それと、アドリブはぜったいムリです。必ず原稿をつくらないといけないな、と考えています。

主観競技と客観競技

ソチ五輪は終わっちゃいましたけど、五輪をみてて思ったことです。冬季の競技は「主観競技」が多いなあと。

たとえば100メートル走や水泳なんかはとにかく早くゴールに着いた者が勝ちです。走りや泳ぎのフォームなんてどうでもいいです。

これに対し、新体操あたりはいかに美しく見せるかで採点が変わり、結果、勝ち負けがつきます。シンクロなんかもそうですね。採点というのは人間がやっているわけで、審判によって点数がよかったり悪かったりします。それが時に物議をかもしたりします。

冬季の競技でいうと、スキーの滑降やスピードスケートは前者です。後者はフィギュアやモーグル、スノボなんかでしょう。

もともと冬季はだいたい夏季にくらべて競技が地味で、盛り上がりもいまいちでした。

以下は想像なのですが、盛り上げようとして、見た目が派手な競技が導入されてきたように思います。フィギュアは昔からありましたが、モーグルやスノボは割と新しいです。

これらのショーアップ系競技は見た目が派手なことが重要ですから、見た目が派手なことを人間が採点して勝ち負けを決めるということになります。

採点制の競技というのは、ひとつは結果がすぐにわかりません。フィギュアなんかも滑り終わって点数が出てやっと結果が判明します。もうひとつはいうまでもなく、採点のメカニズムというのが素人にわかりにくく、採点者の主観に左右されるという点があります。

その点、100メートル走なんかは、1番にゴールした人が勝者ということで非常にわかりやすいです。

冬季五輪をなんとか盛り上げようとして主観競技をたくさん導入するのは仕方ないことなんでしょうが、スポーツとしては客観競技のほうがわかりやすくておもしろいなあ、と個人的には感じます。

たとえばスキーのジャンプなんかも、距離と飛ぶ姿勢で勝ち負けが決まりますが、単純に遠くまで飛んだ人が勝ち、ということで別にいいんじゃないかと思うのですが。

 

悲劇の連鎖 その2

悲劇の連鎖(以下)がまた起きました。今回も通勤関係です。

http://m160.hatenablog.com/entry/2013/11/19/125346

帰宅しようと駅に着くと電車が遅れていました。遅れていた前の電車がちょうど到着しました。あわてて乗りました。満員です。

そこまではよかった。

まず第一の悲劇。遅れていたため、私が降りる駅のひとつ前の駅で運転打ち切りになってしまいました。なんだよそれ。

駅では「ホームでお待ちください」とのアナウンスがありました。ふつう、こういうアナウンスがあれば代替運転があるのかと期待するじゃないですか。

ところが10分ほどしてからあったアナウンスは「代替運転はありません。30分後の次の電車をお待ちください」。それならはじめから言ってよ。待っただけ時間の無駄じゃん。これも悲劇。

憮然と改札を出ました。クルマを置いている隣の駅までタクシーで行こう。距離的に言えば、ワンメーターちょっとで行けるはずです。

タクシーに乗って「やれやれ」と思っていると、隣の駅に着くまでにメーターがぐんぐん上がっていきます。「なんか間違ってません?」とおもわず聞いてしまいました。結局、想定の倍以上の1300円でした。追い打ちです。

支払いの段になっても悲劇は続きます。想定を超える金額だったので現金の手持ちがありませんでした。電子マネーも使えません。仕方なくカード払いにしました。運転手は「処理に5分くらいかかるけど」。なんだかなあ。

なんとか帰宅しましたが、結果的に次の電車を待った場合とそんなにかわらない時間になってしまいました。疲労感倍増です。

タクシーに乗るときにどのくらい運賃がかかるか聞くべきでした。1300円もかかるとわかっていたら次の電車を待つところです。同時に、やっぱある程度の現金は持ってないとダメだなと。帰りにコンビニATMで現金をおろしたのは言うまでもありません。

 

ほうとう

放蕩息子の話ではありません。山梨県の名物です。きしめんのさらに幅広いやつですね。

昨夜、帰宅すると夕食がこれでした。乾麺をゆがくやつなんですが、これが実に残念。

つくってから時間がたっているので、麺がふやけちゃってます。

わたしはこれが許せません。麺はコシが命だろ。

私はインスタントラーメンをつくって子どもに食べさせる際も、麺をゆでてからちょっとかための段階でいちどお湯から上げます。そして子どもが食べる分だけをちょうどいいかたさにゆでるようにしてます。おかわりの要求があれば同じことを繰り返します。

これにはきっかけがあります。嫁がつくる乾麺のカレーうどんがまずくてへきえきしたことがあります。麺がスープの水分を吸ってふにゃふにゃになっているうえ、スープはどろどろです。これが何度も続きました。

それで、いちどそのカレーうどんをいちから自分でつくってみました。さすがにつくりたてはうまい。

それ以降、麺類をつくった際は、麺とスープを別々にして残しておくよう嫁に頼んでいました。

それが昨夜は約束が守られていませんでした。わたしはちょっと嫁に小言を言いました。嫁は「わかった」と言ってました。

まあ、夕食に間に合うように帰宅しない私が悪いといえば悪いんですけど。

忙しい中で家事をやってるのはわかるけど、食べる者にとっていい状態で提供していただきたいなと。どうせならおいしく食べたほうがいいですし。