ぼちぼち そこそこ

脱力と諦観でつづるおっさんの日常

エアコン

大昔、就職後、大学の同級生に泊めてもらったときの話です。

朝起きて2人で出かけることになりました。夏場でエアコンがついていたんですが、その同級生は「帰って来たときに涼しいよう、つけっぱなしにしておこう」と言い出すんです。同級生はいいところのぼんぼんです。貧乏性の私は「電気がもったいない」と言いました。

その後、わたしの車でドライブに行きました。わたしの車はエアコンがあまりききませんでした。窓をあけたほうが涼しいくらいです。同級生は言いました。「窓をあけてエアコンをかければより涼しいのでは」。わたしはもったいないと思いました。

そんなことを思いだし、それから30年以上たって、あらためて考えてみました。

エアコンは起動時に大量に電力を消費します。ので、24時間つけっぱなしのほうがトータルで電気代が安いといわれるくらいです。

同級生がそのことを知っていたかはいまとなってはわかりませんが、それなりに理にかなった行動だったということです。

クルマの話もそうです。エアコンをかければ燃費はわるくなります。それは窓を開けても開けなくても同じですから、どうせなら涼しいほうがいいですよね。エアコンをつけたら窓を閉めないといけないという固定観念があったわたしのほうがおかしかったのかもしれません。

その同級生はたしかに昔から合理主義者の一面がありました。さいきんあんまり会ってないけど、どうしてるのかなあ。